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世界の中心で、愛をさけぶ

昨日、彦根からの帰り道、新幹線の中で片山恭一著「世界の中心で、愛をさけぶ」を読了。なんとなくタイトルと表紙に惹かれて買ってみただけなんだけど、小説を読むのは実に村上春樹の「海辺のカフカ」以来か。
恋人を亡くした主人公が、彼女の死と向き合い、前向きに捉えられるようになるまでの軌跡をつづった物語。「死」というイベントに対するあまりにもネガティブな思想の記述が延々と続き、途中読みながらどんどん気が滅入ってしまったのには、正直参りました。
最後にはもちろん「救い」が待っているわけだけど…それにしたってまるで「取って付けたような」印象をもってしまい、あまり好きになれませんでした。

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