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Re: 商用電子書籍のアクセシビリティについて、いま何が起きていて、何が起きていないのか ― 技術者は武器を研ぎ終えた:停滞を破る主役は誰か ―

商用電子書籍のアクセシビリティについて、いま何が起きていて、何が起きていないのか ― 技術者は武器を研ぎ終えた:停滞を破る主役は誰か ―を読みました。記事の末尾に事実関係の指摘や補足があれば、ぜひコメントとして寄せていただきたいとあり、そのいずれでもなく単なる個人的な感想ぽくなりますが、覚え書きしておきます。

法的義務はあるが、やらないならやらないで済んでしまう。この点が、日本における電子書籍アクセシビリティをめぐる法的枠組みの現時点での特徴である。

上記の現状認識が該当する製品・サービスは他にも少なからず存在しそうな気がしており、少なくとも私の専門分野であるWebコンテンツにおいても同様ですから、電子書籍に限ったお話でもないと感じました(要検証)。

それはさておき、障害者差別解消法の文脈で私が興味があるのは、出版社側が障害者への合理的配慮をどのように捉えているのか、また求められた際にはどのような対応を想定のうえ具体的に準備されているのか(ないし準備などしていないのか)、という点です。

日本の出版社が、商用電子書籍のアクセシビリティに積極的でないことは事実である。それは、収益計算に基づく合理的判断である。

日本の出版社と一括りにされたうえで積極的でないと記載されている点には正直、違和感があります。もちろん私は、出版各社の事情に精通しているわけではありませんけども......少なくとも私の知る限り、ボイジャーアクセシブルなEPUB制作 8つのポイントというコンテンツを発信されています。

当該コンテンツが実際、商用電子書籍のアクセシビリティ向上にどれだけ貢献しているかはわかりません。しかし、極めて前向きで積極的な活動と私には映りますし、ボイジャーのような企業の取り組みを認めてなお日本の出版社が、商用電子書籍のアクセシビリティに積極的でないことは事実などと断じることは、私にはできません。

ほかにもいろいろ思うところはありますが、村田さんとは何かの機会に意見交換ができれば幸いです。

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