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6000mの頂に立つ

鈴木 淑氏の著書、『6000mの頂に立つ』を読みました。鈴木氏の著書は以前から気になっていて、Amazonの「ほしいものリスト」に突っ込んだままのものもあるのですが、3冊目の著作である本書(ヒマラヤ本、第3弾を出版しました - Walk on Earth参照)はタイトルを見て衝動買い。なぜなら、私のなかに6,000mへの憧れが、ずっとくすぶっているから!!なにせ

ネパールでは、6,000m未満の山は「丘」と呼ばれ、6,000mを超えて初めて「山」と認識される。

と本書にも記されているけれど、この6,000mという閾値、確かに私も最初のネパールトレッキング中か何かで聞き知った記憶があって......冗談で自分が高尾山を「山」ではなく「丘」と呼んでしまうのと似た話ですが、上記を真に受けるなら、私はまだネパールで山に登っていないことに笑。

真に受けずとも、複数回にわたり5,500mまで上がれることを確認済みである以上、6,000mへの到達は不可避......と感じていて。そして自分の経験値を踏まえると、やるならアイランドピークかロブチェピークを目指すのが順当なわけで。そんな自分にとって、将来の山行の参考になればと思い、買った次第。

Blogでも読める内容を充実させつつ一元化した書籍との印象が強いのですが、やはりまとめて読めるのはありがたいですね。驚いたのは、ギアレンタルできるティーハウスがディンボチェにあるってこと。まぁそういうのを利用するとなれば、自ずとパッケージツアーではなくほぼ単独行の前提になりそうだけど......そういう選択肢がある、というのを知れただけでも満足。

あとは、以下のアドバイスを励みに?引き続き身体を鍛えていきたい、いつかくるかもしれないその日のために。

6,000m級を登る上で、一番重要なのは「高度順応」だと思う。もちろん体力も必要ではあるが、体力があることと、高度順応がうまくいくというのはまったく別の問題だ。途中まで順調に見えていたのに、最後の高度順応がうまくいかず、アタック直前になって諦める人を何人も見てきた。

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