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先読み広報術 1500人が学んだPRメソッド

久しぶりに広報・PRに関する本、『先読み広報術 1500人が学んだPRメソッド』を読みました。タイトルにある「先読み」とは、たとえばどうすればメディアの関心テーマを先読みした広報活動ができるのかみたいなアドバイスのことです。

会社の価値観と社会全体の関心テーマには大きなギャップがあるので、私たち広報担当がそのギャップを把握した上で社内を見渡すとネタが見つかります。

これは永遠のテーマだなと。どうしたって所属組織の価値観には一定程度、染まってしまうものだと思うので......ただ自分の場合は割とこう、組織の内も外も冷めた目で見つめてしまう癖があって、それがニュース性を過小評価?しがちかも。

幸いにも日本では、報道の自由と独自性が確立されていることから、約7割の国民がテレビや新聞・雑誌の報道を信頼しています

メディアや報道と一言で言っても玉石混交であり、なかには信用できないものも少なからずある認識ですが、それでも最近のアメリカの状況を見るにつけ、まだ遥かにマシな環境にいると思うし、大変ありがたいことだなと思ってしまいます。

公式文書なので誤字脱字はもとより、掲載する内容に対する責任も重くなります。

上記はプレスリリースに関するくだりなのですが、先日(やっと)合格できたPRプランナー3次試験では、課題A: ニュースリリースの作成で誤字が減点対象とされているのに頷けます。誤字脱字を放置していい公式文書なんて、ない。

広報レジェンドとは、広報部門が発案した話題で大きな露出につなげること。そして、その実績すなわちプロセスや成果を他部門に広く共有することです。

なんとなく「レジェンド」という言葉を人物と勝手に紐づけて捉える傾向が自分にはあったので、最初は取っ付きにくかったのですけど、要はわかりやすい成功体験、伝わりやすい実績ということですね。何につけ、組織内でレジェンドを作れたら強いですな。

自分たちのビジネスや活動に関連する法改正や規制緩和の予定や、「○○の日」などの記念日を把握し、その時にメディアが取材しようとするテーマを1年程度先まで予測するとよいでしょう。

1年は結構先のように聞こえましたが、一般的にやられてることなのかしら。期間の長短はさておき、この種の「先読み」には疎いほうなので、ちょっとずつ意識を変えたい。

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