スクリーンリーダーのサポート状況をHTML要素単位で確認できる「Screen Reader HTML Support - Lookup」
TetraLogical社が公開・共有してくださっているリソースに、スクリーンリーダーがHTMLの各要素をどれだけサポートしているかを取りまとめたScreen reader HTML support tablesがあります。
今年7月の時点では、JAWSとNVDAについて取りまとめたものが安全に利用できる(safe to use)状態として公開されていたのですけど、つい先日、Mac向けとiOS向けそれぞれのVoiceOverについても同様に公開されたことを、W3C CommunityのSlackで知りました。
同じVoiceOverであっても、プラットフォームごとに動作が異なることは以前から承知していたので(Which VoiceOver? -- Adrian Roselli)、ページを行き来することなくMac版とiOS版のVoiceOverの動作を比較できたらありがたいなーと思い、「そういう」ページができたら嬉しいというのをSteve Faulkner氏に伝えました。
すると今日になって、大変ありがたいお返事が。Screenreader HTML support look up app - HTML Accessibilityにあるように、調査対象のスクリーンリーダーすべてについて、サポート状況をHTML要素単位で確認できるScreen Reader HTML Support - Lookupを作ってくださったのです。
当初は、VoiceOverのプラットフォーム間の差異について知れればそれで必要十分と思っていたのですけど、すべてを横断的に俯瞰できたほうが便利ですね。ありがとうございます!
@kazuhitoは、木達一仁の個人サイトです。主に宇宙開発や人力飛行機、Webデザイン全般に興味があります。Apple製品と麺類とコーヒーが好きです。南極には何度でも行きたい。アクセシビリティおじさんとしてのスローガンは「Webアクセシビリティ・ファースト」。