日めくり 毎日一禅
だいぶ長いこと(1年くらい前からかな)、大愚和尚の『日めくり 毎日一禅』で禅の言葉とその解説を読むというのを日課にしています。もう何周もしているはずの割に、「あれ?これどういう意味だったっけ」となることが少なくありませんが笑、めげずに読み続けています......毎日一語、接することが大事だと思っているので。
31語あるなかから、特にお気に入りの言葉トップ5を書き出しておきましょう:
- 一雨潤千山
- 5日目の言葉。私は雨が嫌いで、山歩きに行く場合は特に晴れの日を狙ってしか行かないのだけど、なるほど
あらゆるものを潤している
という見方はなかなかできていなかったなと。分け隔てなく他を思いやる
、実践したいものです。 - 下載清風
- 7日目の言葉、「あさいのせいふう」。
荷を降ろして身軽になった船
の描写だそうですが、身も心も常に軽やかでありたいもの。そのありたい姿をイメージするためのツールとして、忘れたくない言葉です。 - 昨日今日不同
- 9日目の言葉。
「毎日が同じ」なのではありません。あなたの心が同じままで、変わっていない
とは、なんとも耳の痛い指摘。しかし日々確実に、自身の死に向けて時間は経過しているわけで......日常のなかにある変化をもっと敏感に捉えなくては。 - 山是山水是水
- 13日目の言葉、「やまはこれやまみずはこれみず」。
違いを認め、違いを活かそう
という教え。自分はいまだに他人と比べてしまうことが少なからずあって、それが原因で卑屈になってしまうこともあります。そこから脱するために必要な言葉がこれ。 - 自由
- 28日目の言葉。
自らに由る
と書いて、自由。なるほど、誰もが自由を望みます。けれども、誰もが自由になれるわけではありません
、か......自分のなかに確固とした拠り所を作る、そのプロセスなくして自由にはなれないのですね。