色の反転はOSで実現可能
ユーザーが求めているウェブサイトの閲覧補助機能1位は、「色の反転」と判明というリリースを読みました。
調査結果によると、ユーザーの利用頻度が最も高い機能の上位3つは「半転色」「スマートコントラスト」「ダークコントラスト」であり、これらはすべて色の変更に関する機能が占めていることが判明しました。これらの機能は、色弱※の症状をお持ちの方をはじめとした、通常のカラー設定では見づらさを感じるユーザーにとって、重要なサポート機能として役立っています。
色弱の方を含め、日常的に色の見え方に困難を抱えていらっしゃる方であれば、この手のツールに頼ることなく、OSで色を反転して表示させていると私は思います。なぜなら、そうしたカスタマイズはWebブラウザだけでも、この手のツールを導入しているWebサイトだけでもなく、あらゆるアプリ・あらゆるWebサイトで必要なはずだからです。
もし上記の仮説が外れているとすれば、色の反転がOSレベルで実現可能という事実が、私の想像を超えて視覚障害当事者に知られていないということかもしれません。なので、少しでも普及・啓発のお役に立てばと思い、主要なOSごとに色を反転させたりカスタマイズするための機能の解説を、以下にまとめておきます:
- Windows
- Windows で色のコントラストを変更する - Microsoft サポート
- macOS
- Macのディスプレイカラーを変更して画面上の項目を見やすくする - Apple サポート (日本)
- Android
- ダークモードと色反転をオンにする - Android のユーザー補助機能 ヘルプ
- iOS/iPadOS
- iPhone、iPad、iPod touch で画面表示とテキストサイズの設定を使う - Apple サポート (日本)