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後悔しない時間の使い方

私の一冊 Advent Calendar 2024の13日目の記事です。自分にとっての大切な一冊という趣旨からは完全に外れますが......最近読んだもののなかから紹介したく。

この手の時間に関する自己啓発本、もうとっくの昔にお腹いっぱいだし、読んだところで実践が伴わなければまったく意味がないことは百も承知しているのですが、少しでも自分を変えるきっかけを得ようと読んだ『後悔しない時間の使い方』について覚え書き。

たいていの場合、行動を起こせば、モチベーションがわいてくる。つまり、何かをするために、あらかじめモチベーションを持っている必要はないということだ。

はい、これはよく言われていることですね。為すべきことを為すうえで、やる気を出そうとすることほど無意味なことはないと。それよりも何よりも、1秒でも1ミリでもいいから行動に移す!!わかっちゃいるけど、なかなかできないこと。

未来のあなたは、現在のあなたが行動を起こした結果である。課題を先延ばしにするとき、「未来の自分は現在の自分より賢く、強く、意欲的だ」という幻想に惑わされることになる。だが、それは論理的ではない。今この瞬間にそうなるように努力する場合においてのみ、未来のあなたは現在のあなたより賢く、強く、意欲的になることができるのだ。

「今この瞬間にそうなるように努力する場合においてのみ」というフレーズが、耳が痛いけれど、同時に実に味わい深い。逆にいえば、努力しない瞬間の連続によって、自ら積極的にダメな人生を続けることになるわけだね。

計画を立てる人と、それを実行する人を頭の中で区別しよう。計画を立てるときは自分をCEO(最高経営責任者)とみなし、課題に取り組むときは自分を従業員とみなすのだ。

本書で面白いなと思ったのは唯一、上記のくだりかな。これとは別にあなたは一日の中でCEO、COO、従業員という3つの役割を演じているともあったけど。従業員の役割においては、とにかく実行にフォーカスせよと。確かにそういう仮想的な役割分担で、メリハリをつけやすくなるかもしれない。

時間の使い方がうまくなるにつれて、お金を節約するために時間を使うよりも、時間を節約するためにお金を使うことのほうが大切だと気づくようになる。

生来のケチな性格に加えて時間の使い方が究極的に下手だから、残念ながら「時間を節約するためにお金を使う」ことはできていないですね。時間はお金では買えない、買いにくいもとわかってはいますが......ごく稀にタクシーを使うときも、猛烈にお金と時間を天秤にかけて悩みます。

毎日か毎週、一定の時間を趣味に使わないなら、生産性を高めるための意欲がほとんどわいてこない。

目の前のやるべきことから逃げることの罪悪感っていまだに消せないんだけど、そうはいっても生産性を上げられないならサボってるのと同じなわけで、だったら前向きに逃げたほうがよほど建設的だぞってことね。自分でいうのもなんだけど、変に真面目すぎるところが災いしてる気がしてて笑。

ちなみに「第03章 生産性向上のための5つのレベル」において、見出し「レベル5 レベル 人とのふれあいをはかる」に誤記がありました(「レベル」表記が重複)。

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