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燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳 2024

大好きな穂高の山並みとツーショット!!反対側に登らないと、これは撮れない笑。

9月26〜28日の覚え書き。燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳を縦走してきました。燕岳に登ったのは2021年以来、3年ぶり5度目でしたが、そこから縦走したのは今回が初めて。穂高連峰を縦走するたび、いつかは反対側の山並みも歩かないとなぁ、と思っていたのです。天気こそイマイチで、雲やガスに眺望を遮られる時間が長く感じましたが、概ねイメージ通りに歩けて満足。写真は、燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳 2024 | Flickrにまとめてあります。

いい加減、下着やなんかを汗でビショビショにして不快な思いをするのに懲りたので、今回は山小屋に着くたび、上から下まで(謎)全部着替えるようにしました。かさばったものの、トレッキングパンツも1本余計に持参したおかげで、非常に快適に山小屋での時間を過ごせましたね。乾かせるウェア類は極力、乾燥室で乾かすようにしたのも、良かったです。今後は毎回、このスタイルを踏襲したいと思った次第。

あと感動したのが、道中で蝶ヶ岳ヒュッテの方から以下のようなメールをいただいたこと。順調に向かっている旨を常念小屋で返信したけれど、なんだかご心配をおかけしてしまったようで申し訳ない。いちおう山歩きには慣れているほうなので、コースタイム11時間のところを9時間で届きましたが......お心遣いは大変ありがたかったです!

ご存じかと思いますが、コースタイムで11時間と長いルートになります。
常念小屋からは、標高差400mを登ったあと、ほぼ400m下ってアップダウンを繰り返し、最後の最後に標高差350~360m登ります。
体力とお時間にご注意ください。

稜線で、天気の影響を大きる受けるルートでもありますので、お天気にも注意が必要です。
明日は、午後、雨の予報が出ております。
最新の天気予報や空の状態・時間・体調・体力をよく確認しながら無理のないようにご判断下さい。

1日目(9月26日)

  1. 新宿駅を8時ちょうどに出発する特急あずさ5号に乗車。穂高駅には10:59に到着、穂高駅前を 11:10 に出発する南安タクシーのバスに乗車(料金前払い、1,500円)。
  2. 12:04に3年ぶりに中房温泉登山口に到着。トイレを済ませていざ入山......12:35 第一ベンチ→12:55 第二ベンチ→13:22 第三ベンチ→13:48 富士見ベンチ。
  3. 14:11に合戦小屋に到着。さすがにスイカは終わっていて、それどころかおしるこが始まっていて焦る。14時を過ぎたためうどんは終了、豚汁(700円)をいただく。
  4. 空は相変わらず雲が多い。途中、槍ヶ岳と小槍はしっかり目視できた。15:11に燕山荘と燕岳を結ぶ道まで登り切った。とりま燕山荘にチェックイン!
  5. 割り当てられた寝床は屋根裏スペース。お隣はいないそうで、広く使えた。着替えとか荷物整理を終えてから、昼食代わり?に柿の種をビールで胃に流し込む。
  6. 夕食まで時間があったし、雨は降っていないし、翌日はすぐと南下し始めたいので、燕岳までピストンする......が、どんどんガスガスになって眺望が楽しめない。
  7. 人気のない北燕岳まで足を伸ばし、少しの間ガスが取れるのを待ってみたけど、回復せずに残念。夕食に間に合うように燕山荘に戻る。

2日目(9月27日)

  1. 4時前に起床。4時過ぎには売店へお弁当を取りに行って、食べてしまう。どうも天候がイマイチなので、外で眺めを楽しみながら食べれないかと思い。
  2. 幸い、雨は降っていない。まだ暗いけれどヘッドランプを頼りに4:45に燕山荘を出発!!明るくなるにつれ、なんとか反対側の槍ヶ岳や穂高連峰を目視確認。
  3. 6:32 槍ヶ岳への分岐を通過、6:53に大天荘に到着。ザックをデポして、7:02 大天井岳に登頂!!なんとか周囲の眺望は効く。
  4. 7:18 大天荘を出発。なんか、なだらかな稜線歩きが続くようなイメージがあったけど、とんでもない。結構なアップダウンが続き、実に歩き甲斐がある。
  5. 登りのルートを若干誤ったものの、東天井岳の頂上からは穂高連峰から大キレット、槍ヶ岳が丸見えで、記念のツーショットが撮れて満足した。
  6. 9:27 常念小屋に到着。幸い、すでにランチメニューを提供できるとのことだったので、ラーメンをいただく。いやー生き返った。
  7. 常念小屋を出て、しばらく登り返すのがだいぶしんどい。10:59 常念岳に登頂!しかし周囲はかなりガスガス。樹林帯に入る前に、真新しい赤いモンベルの帽子を登山道で拾う。
  8. 途中すれ違った4人組に帽子の話をしてみたところ、とある男性から「赤い帽子を拾ったらもらっていい」と言われていたそう。おそらくその男性は自分と同じ蝶ヶ岳ヒュッテに泊まるはずとのことで、持ち主にお返しできる可能性が高まる。
  9. 13:13 蝶槍を通過。周囲はやっぱり真っ白、さらには小雨まで降り出した。そうこうするうち、先行するソロの男性がいたので、声をかけてみたらビンゴ!赤い帽子の落とし主でいらした。
  10. しばらくその方と一緒に歩いていたけど、雨に濡れるのが嫌で別れ、自分はペースアップ。13:43 蝶ヶ岳ヒュッテに到着、結構濡れてしまった。割り当てられたのは「くろゆり」部屋のNo.35。
  11. 17:45〜の夕食では偶然、何年か前に蝶ヶ岳ヒュッテでアルバイトしていたという女性と同席。日帰りで遊びに来ることもあるそうで、さすがだなーと。日帰りではここまで上がってくる気に私はなれない。

3日目(9月28日)

  1. あとは上高地へ降りるだけなので、5時からの朝食は、少しゆったりした気分で食べれた。前日の夕食もそうだけど、ご飯より味噌汁をおかわりして、塩分を補給する作戦。
  2. 朝食後、身支度をサクッと済ませて外に出る。曇ってはいるけど反対側の穂高連峰〜大キレット〜槍ヶ岳はよく見えた。テント場のテントは少なめ(まぁ前日はそこそこ雨が降っていたからね)。
  3. 6時前には徳沢に向け下山を開始。6:13 長塀山を通過、そして7:40に徳沢まで降り切った!!徳澤園ではお約束の?コーラフロートをいただく。身体に沁みる。
  4. 8:09 徳沢を出発→8:44 明神に到着。やっぱり左岸は通行止めのままなので、そこから右岸に渡って9:22 岳沢湿原を通過。9:40発のバスに乗るには忙しないが、10:40発のバスまでは時間がありすぎる。
  5. というわけで時間潰しを兼ねて、梓川に面したカフェ(TROIS CINQ)でアップルパイセットをいただく。2度目の訪問かと思いきや、チェックイン履歴によると3度目だった。
  6. おかげで時間に余裕をもって新島々へ向かうバスに乗る前に登山靴を洗ったり荷物を整理したりトイレを済ませたりできた。新島々駅から松本駅までは、クラウドファンディング「アルピコ交通上高地線に『2代目なぎさTRAIN』を走らせよう プロジェクト」に参加してゲットしていた1日フリー乗車券をついに使用。
  7. 松本駅に着いて、すぐさま汗を流したくてタクシーで湯の華銭湯 瑞祥 松本館へ。詳細は、サウナイキタイに書いたサ活を参照。その後、新宿に18:45に着く特急あずさに乗車、帰宅。
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