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「親の介護・認知症」でやってはいけない相続

だいぶ前に読んだ気がする『「親の介護・認知症」でやってはいけない相続』の覚え書き。

家族信託をしておけば、財産の管理だけでなく、運用、処分もできます。例えば不動産を長男に託した場合、建物を建てるのか、壊すのか、人に貸すのか、その判断も託すということです。

いろいろ調べたり考えた結果、私は家族信託という手段は(今のところは)採用していないのだけれど、世の中的にどれだけ普及しているのかが気になるのよね。いろいろな本とかYouTube動画では、同じようなメリットが散々謳われているけれど、実際どれだけそれが有効に機能してるのかというあたり。

家族信託の手続きにかかる費用は一般的に70〜80万円です。

物価高騰の影響で今はもう少し上がってるかもしれないけれど、具体的な金額の目安が書かれていたのは、読んだ当時は参考になりました。上記のとおり、結局のところ家族信託の採用は見送っており、見積もりすら依頼しなかったのですが、相場みたいなものを本で知れたのはありがたかったかな。

「家族信託までするのはちょっと......」という人への対策としては、普通預金口座の代理人カードがあります。

特に触れられていないけれど、実際には代理人カードなんてものをいちいち作らずに、カードを借りた家族が(もちろん同意を得て暗証番号を共有してもらったうえで)本人に代わって現金をおろすことが一般化してないかしら、というのが気になりました。

親の相続対策をスムーズに進めるために欠かせないのは、「父の相続(一次相続)はすべて母に」という原則です。

相続にしろ贈与にしろ、それはそうだろうなーと思います。両親の資産は両親が使い切って(というか最大限活用して)くれれば一番いいと思っているし、その考え方に則れば上記のような方針はごく自然に思えます。

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