認知症が進まない話し方があった
著
半年以上前に買って読んだ『認知症が進まない話し方があった』の覚え書き。
認知症の方と話すときは「相手が話し続けられるように、話す」。
なかなか、同じ内容を繰り返し話されると正直つらいのだけど、それでも対話は続けなければいけないのですよね。忍耐力だけではなく、やっぱり一定の技術が必要な気がしてしまいます。
会話の中で相手(認知症の方)を肯定することは、認知症の方と介護者を結ぶ、大事な絆になるだけでなく、認知症の方が「話したくなる」環境をつくるためのベースなのです。
そこは気をつけているつもりで、叱ったりするのはもってのほか、基本的には全肯定のスタンスで会話に臨めているかな。もっとも、片付け等も並行して進めねばならず、今は質より量が足らないと反省。
絶対に避けたいのは、後ろから突然声をかけて認知症の方を驚かせること。
視界に入ってからの声がけは励行しているつもり。また、遠くからこちらに姿が見えても呼びかけないようにしてます。そもそも耳も遠くなっているので、呼びかけても聞こえない可能性が大。
できないところをサポートするときは、何も言わずにやるのではなく、「〜してもいいですか?」の相手への敬意を持った言い方で、一言声かけをしてから。
敬意......ね。自尊心を傷つけないための配慮、でもあるかな。そこは自信と誇りは、認知症の方を前向きにし、行った行動が認知機能の低下を防ぎます
ともあったので、気をつけたい。
不調な様子を感じ取ったら、認知症への方への質問の基本、「イエス・ノーで答えられる」かたちで尋ねましょう。
これも気をつけたいポイント。全部が全部ではなにせよ、自由回答式ではなく択一式に落とし込んで質問したほうが答えやすい場合もあると。