「排便力」をつけて便秘を治す本
著
『「排便力」をつけて便秘を治す本 ~専門医のアドバイスで「健康な腸」を取り戻そう~』は、昨年末くらいからなんとなく便秘かもって思うことが増えてきたので読んだ一冊。私は下剤を使うほど酷くはないのだけど、本書で日常的に下剤に頼っている人が少なくないことを知り、驚きました。定義としては
2〜3日に1回排便があり、その他の症状がなければ、便秘とはいわない
そうなので、医学的な見地からすると、私のは便秘ではなく単に気にし過ぎってことになる模様。いっぽう
1日おきに便が出ていたとしても、「ガスが出ない」「おなかが張っている」などの苦しさがあれば、腸内環境は悪化していると推測
ともありました。加齢に伴い、いろいろ身体が変化してきていることの影響かなと思っていますけど、当面は深刻になる必要はなさそうです。まぁいろいろ書いてありましたが
食べ物の消化・吸収・排せつというメカニズムにおいて、自分の意思でできることは、口に入れることと、肛門を開閉することのみ
というのは、普段はまず意識しないことだけに、なるほど納得。また、食物繊維を摂ることの大切さは以前から認識していましたが
水性、粘性、吸着性、発酵性の4つの働きによって、食物繊維は便秘解消に効果を発揮します。これらの働きは、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両者が合わさって初めて作用するものです。
とあって勉強になりました。そもそも不溶性と水溶性という2種類の存在を意識してこなかったので。にしても日々、何をどれだけ食べるかってのは実に悩ましい。一時期、炭水化物を減らすのを意識してましたが、それはそれで少なすぎると便のもととなる材料不足で便秘になりやすく
なるらしいし。1日のうち、あと何をどれだけ摂るべきかを簡単に「見える化」できないかしら。