各社のEPUBリーダーは、現行CSS仕様やアクセシビリティをどれだけサポートしているのか?
著
JEPA主催のオンラインセミナー、各社のEPUBリーダーは、現行CSS仕様やアクセシビリティをどれだけサポートしているのか?を視聴しました。時間中に私は以下の質問をさせていただいたのですけど、すべてお答えいただけました。
- 「CSS Snapshot」は 2023 版でしょうか、それとも別の版でしょうか?
- 今回の調査結果は、それ自体たいへん貴重で有難いものと理解しましたが(大変お疲れさまでした)、次のステップとしての取り組み、とくにEPUBリーダーベンダーに対する改善の呼びかけの有無等について、教えていただけますでしょうか?
- 「独自レイアウトエンジン」を採用しているEPUBリーダーベンダーは、今後も独自レイアウトエンジンを採用し続けるベンダーが多いのでしょうか。また、その理由や動機には、どのようなものがあるのでしょうか。推測でも結構ですので、可能な範囲でコメントいただければ幸いです。
今回も従前のセミナー同様、資料や録画をたいへんスピーディーに公開していただいて、大変ありがたいです。
印象としては、貴重で素晴らしい調査結果であるいっぽう、これを拠り所として相互運用性を高めていく活動に繋げられないのは、実に勿体無いという。なかなか、Interopのようにはいきませんね......同好会のような活動、というご説明がありましたが、継続的な取り組みとするのは難しいようです。
[ 2024-04-30 追記 ] HON.jp News Blog編集長の鷹野凌氏が、「インターネット広告の闇にメス」「EPUBビューアの対応状況検証最新版」など、週刊出版ニュースまとめ&コラム #617(2024年4月21日~27日)において調査に関しこの結果を以てビューアの開発会社にプレッシャーをかけるのは、出版社団体の役目でしょう。適任なのは、電書連(旧電書協&デジコミ協)でしょうね
とコメントされていました。