Re: プラモデル作って、うつ病脱出 「模型の世界首都」静岡の挑戦
著
毎日新聞の記事で、プラモデル作って、うつ病脱出 「模型の世界首都」静岡の挑戦を読みました。
プラモデルを作ってうつ病から抜け出そう——。静岡市の市立精神保健福祉施設「こころの健康センター」が2月、長期にわたってうつ病に悩む患者の回復プログラムにプラモデル製作を導入した。
非常に興味深いと思いました。私自身は、うつ病と診断された経緯はないけれど、振り返れば病んでいたなと思える時期はあります。過重労働、自信喪失、人間不信などなど、人生、重なるときは重なるものです。そんなとき、自分もまたプラモデルに救われていたかもしれないな......と。かれこれ、100箱近く作ってきましたからね。
こころの健康センターの回復プログラムの基本となっている「認知行動療法」には、過去の失敗や未来への不安で頭がいっぱいにならないよう「今、ここにいる自分に集中する」という方法がある。禅の瞑想(めいそう)などから生まれた「マインドフルネス」にもつながる療法だ。
私の場合、プラモデル製作とは別にソロで山を歩くという趣味もあって、両者に共通しているのはまさにその「今、ここにいる自分に集中する」ことだったなと、気付かされました。山歩きの場合は特に、本気で集中しないと怪我や遭難のリスクが高まるから、余計にその「認知行動療法」的な効果があったかもしれない。
製作中の自分の様子を事後アンケートで尋ねると、「とても集中した」が5人、残る2人も「ある程度集中した」。「作業に集中することで余計なことを考えなくて済み、良かった」との感想もあり、参加者の受け止めは上々だ。
たった7人......果たしてその人数で医学的、科学的とまで言えずとも、有意な裏付けは取れるのか?というのは気になるけれど、今後のさらなる成果を期待したいところ。ちなみに私の手元にはまだ作っていないプラモデルが18箱あるので、当面は何が起こっても安心です(謎