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社員がやる気をなくす瞬間

買ったのは今年7月5日らしいけど、なぜ買ったのか、いつ読み終えたかも忘れた『社員がやる気をなくす瞬間 間違いだらけの職場づくり』について、マーカーを引いたところを読み直しました。

多くの社員の「やる気」の低下は、社員間の関係性の希薄さと、それを解消するための具体的な方法論がないことによって引き起こされていました。

関係性の希薄さ、なんとなく組織内だけではなく社会全体のトレンド的な側面があるような気も。あと、このくだりで思い出したのが、他の書籍で言われていた、組織における求心力と遠心力のバランスみたいな話。組織が組織として成立し続けるには、やはり求心力を維持する仕組みなり仕掛けがないとなあ。

「なぜ、この会社なのか、この仕事なのか、私はこの職場以外ではダメなのか」を職場で話しあい、互いの共通点、企業や組織との共通点を見出していくことが必要です。

必要性は理解できるものの、この火の玉ストレート的テーマで話し合うというのは、結構ハードルが高いような。話し合うための大前提として、相応の信頼関係なり心理的安全性が欠かせないというか。まぁ人数にもよるんでしょうな......人数が増えれば増えるほど指数関数的にハードルが高くなりそう。

「関係密度」を高くするためには、接触の量と質を高め、社員が互いに相手との距離を縮めることが重要だと確認してきました。

質と量、ね......簡単に言ってくれます。などと感じてしまうものの、主旨というか「関係密度」なるものを高める必要は理解できます。両方をいっぺんに高めるなんてできっこないので、どっちが先でもいいけど、まぁ地道にやっていくしかないって感じかな。それは

職場風土が変えられないのに、組織風土、ましてや企業風土を変えることはできるのでしょうか。

というくだりからも感じるところ。いきなり大風呂敷を広げる必要はないし、むしろそうすべきでもなく、まずは近い範囲で少人数からってことなんでしょう。

会社も人も簡単に変わりません。まず、本気で変わろうとする意思があるかどうか。さらに、その意思が本物であっても、変われるとは限りません。私たちは、自分たちで思っている以上に、合理的ではないのです。

自分たちで思っている以上に、合理的ではないというのが刺さりました。だからこそ悩んだり苦しんだりもするし、ある局面を突破できれば無上の喜びを感じたりもするのだけどね。人は、自分は、変われるし変わるものなのだと常に信じ続けなくては。

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