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なぜ、働くのか

本日、覚え書きをする田坂広志先生の著書は「なぜ、働くのか 生死を見据えた『仕事の思想』」。概ね、他の著書で読んだ覚えのある「田坂節」が多かった印象です。2007年の発売という古さを考えれば、然もありなん。

大学時代に、どれほど深い「覚悟」を身につけたか。その覚悟に裏づけされた「思想」を身につけたか。それが、実社会に出てからの歩みを、定めます。

大学時代の4分の3は人力飛行機/鳥人間に、残りの4分の1はWeb制作に費やし、目先のやりたいことだけを考えて生きていた能天気な過去を思い返すと、後悔はないものの(ある意味とても幸せだったので)、果たしてより良い学生時代があり得たか?と思わなくはないです。50歳になる節目のタイミングで、その辺りを総括する良いタイミングを迎えているのかもしれません。

物心ついたときから生とは何か。死とは何か。いかに生きるか。そのことを本気で学び、考え、覚悟を定めていかなければならないのです。

死については、結構小さい頃から興味・関心があったのは確か。死後の世界はあるのか、輪廻転生は実現し得るのか、そんなことは割とよく考えていたような。もちろん、正解は知りようがないので、堂々巡り?をしていただけですが。しかしそこからなかなか、使命感に繋げられなかったのが、自分の浅はかさであり、成長の遅さだったかなと。

今夜、床に入って寝るとき、考えていただきたい。今日という一日を、精一杯に生き切っただろうか。そのことを、考えていただきたい。

考えたところで基本的に反省しか湧かないし、それはそれでつらいことで、なかなか続いた試しがないですが、改めて実践します。

皆さん、かけがえのない砂時計の砂が、落ちていく。大切な、大切な、その時間を、日々を、人生を。何のために、その仕事に取り組んでいるのですか。この問いを、忘れないでいただきたい。

今風の言い方をするなら、まさにパーパスそのものですね。個人のパーパス、マイパーパス。

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