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もしも、人生を今日からやり直すとしたら

何がきっかけで知ったかも買ったかも記憶にない、『もしも、人生を今日からやり直すとしたら 孤独を恐れず自由に生きる法則』について覚え書き。著者の麻生氏は経歴を見る限り成功者だし、いわゆる「お金持ち」の一人でもあるけれど、しかし読み進めた限りジェットコースターのような人生を歩んでこられた方。

成功できない人というのは「悩んでいる時間」が長いのです。

確かに悩んでいる、というか行動に移せていない時間、長いかもなぁと思いました。腰が重い、とでもいうのかな......そういう傾向、年を追うごとに重症化している気もして。別に成功したい気持ちが強いわけでもないけど、もっと悩まず行動していかないと、人生の残り時間がどんどん減っていくなか、後悔ばかりが増えそう。

自分の利益だけを考えて話を進めようとするのではなく、相手の立場に立ってみて、どうしたら相手にとってベストかを考える。

相手の立場に立って考えることが大事なのはもちろん理解していて、でも心のどこかでそれを完全に実現するのは(所詮、他人は他人なので)諦めてしまっている節があり、また相手の立場に立とうとすること自体に一種の驕りのようなものを感じることもあって、悩ましい。日頃、自分の利益だけで話を進めようとは思っていないつもりですが。

私に必要なのは「鈍感力」だったのです。そこから、「ネガティブなことにいちいちフォーカスしない」という訓練をするようになりました。

鈍感力も長年の課題。鈍感でいることの価値は認めつつ、そうはいっても看過していいこととそうでないことがあり、その見極め・類別を誤れば成長のための機会を逃す。ともすれば、意図して鈍感でいることが一種の「逃げ」に思えることもあり、バランスが難しいと感じています。

人は人と交わることで成長するし、大きな学びが得られます。

50近い年齢に至ってなお人見知りを克服できていない自分には、これまた耳の痛いお話。確かに飛び込めばそれなりの学びがあることは「頭では」わかっているのですけど、長年に渡り培ってしまった苦手意識がいつまで経っても拭えないという。もうちょっと気楽に人と接することができたらなーと改めて思います。

「若く見える」ということは間違いなく大きな資産だと私は思います。若く見える人はやっぱり気持ちも若いし、いろいろな意味でトクだと思うのです。

以前は自分も若く見えるとか年齢不詳って言われたことが少なからずあったけど、さすがに白髪も増えてそうは言われなくなったなー。年相応の見た目になったのであれば喜ばしいけれど、内面とか気持ちが少なからずリンクしてるとなると手放しでは喜べない。まぁ人見知り云々より外見のほうが遥かにコントロールし難く感じるので、なるようになれという気持ち。

人生の幅を広げるのが趣味だし、人生の幅が広がると仕事の幅も広がるのです。

これは完全に同意で、山歩きを趣味にできていなかったら、おそらく今の自分はありません。仕事で成功できたとかそういうのは無いけれど、人生の幅が広がった感覚は間違いなくあるのです。ただ悩ましいのは、いずれ年老いて山歩きができなくなるのは必定であり、そのときまでに代わりとなる趣味が果たして見つけられるだろうかという不安。

私が遺書を書いてみてわかったのは、やっぱり「今が大事」ということ。

遺書はまだ書いたことありませんが、家族に迷惑をかけないためにも、そのうちエンディングノートを書き始めようと思っています。そうしたら、自分も「今」の大切さをますます、骨身に染みて感じることができるかしら。

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