黒部の登山道整備の難しさ
著
先月開催された国際山岳年プラス20シンポジウムin黒部の模様が動画や写真で公開されたことを、ヤマケイオンラインのニュースで知りました。同イベントでは、例年お世話になっている阿曽原温泉小屋のご主人、泉さんがセッション1「山小屋と登山道の取り組みと安全への歩み」のなかで講演されたのを知っていたので、録画の公開は大変ありがたいです。
泉さんの講演タイトルは「黒部の登山道整備の難しさ」。軽妙な語り口でところどころ会場の笑いを誘いつつも、遭難救助の思い出話だったり、知り合いの方が少なからず山でお亡くなりになっているお話なんかは、結構シャレになってないなーと。それはそうとスーツ姿でネクタイを締めた泉さん、非常に新鮮ですね......。
泉さんの主張、すなわち登山道整備のために相応のスキルを備えた人々とその受け皿(=体制)、それにお金の3点セットが重要というのがよく理解できました。ついでに、泉さんがパネラーの一人として参加されたパネルディスカッションの録画も拝見。そちらでは、受益者負担の必要性を改めて感じました。