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ざっくりつかむ CSS設計

ざっくりつかむ CSS設計』を読了。発売前から内容が気になり、絶対にリフローのKindle版だしてほしいって呟いたところ、ありがたいことに著者の高津戸さん話を通してくださいました。そういうわけで、固定レイアウト版より遅れたものの、今月18日に無事リフロー版のKindle書籍が発売され(当初予定より10日ほど早まった?)、その日のうちに購入!!ありがとうございます。

面白かったのは章や節から構成されておらず、全体が24「回」で構成されている点。あたかもメールマガジンの連載を一気読みするかのよう......文体的にもくだけており、まさにそれっぽい。また掲載されているサンプルコンテンツの言語が割と英語だったのも興味深く、将来、英訳されて英語圏で発売されることを見越しているのかななどと邪推しましたが、違ったようです

本書ではBEMを中心に、現代的なCSS設計とはどのような点に注意して取り組むのがセオリーか、非常にわかりやすく噛み砕かれていてます。ポイントは、押し付けがましさが一切ないところ。それは高津戸さんのキャラクターが為せる技、なのかもしれません。なるほどそうやって言語化すればよかったのか......と唸らされるフレーズも少なからずあって、勉強になりました。タイムスリップして15〜20年前の自分に本書を読ませることができたら、どれだけ楽な人生を歩めただろう?

一番の学びは、Enduring CSSの回。CSS設計に数多ある「あちらを立てればこちらが立たず」の中でも汎用性はその極め付けのようなものですが、今ほどツールが進化・充実していなかった時代背景も相まって、かつて自分も汎用性を極限まで高めることで扱う語彙(≒コード量)を最小化することに一種の美徳を見出すなどしていたのだけど......ECSSというアプローチを学んでいたら、当時(何時)の苦しさ(何)は半減したかもしれません(謎)。以下、編集的に気になったところ:

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