TCシンポジウム2021 On the Web(8月セッション)で登壇
著
大変ありがたいことに一昨年、昨年に続きお声がけをいただき、TCシンポジウム2021 On the Webの8月セッションに登壇させていただくことになりました。過去2回と異なり、今年はピンでの講演ではなく、パネルディスカッション。セッションタイトルは「使用情報におけるアクセシブルデザインを考える」です。以下、セッションの趣旨を引用:
昨今、社会全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、これまで以上にアクセシビリティーが求められるようになってきた。5月28には「障害者差別解消法改正法」が国会で可決、成立し、これまで国や自治体のみだった配慮の義務付けが、民間事業者にも義務化されることとなった。加えて、今企業に求められている「SDGs」の普遍的な価値観は「だれひとり取り残さない」だ。そのミッションは、取扱説明書をはじめとする使用情報にも求められている。
これまでTCシンポでは、ユーザーの満足度を上げるユーザビリティーについて、何度も議論されてきた。ユーザビリティーが低い製品はユーザーに選ばれないだけであるが、アクセシビリティーの確保はやらなければいけない義務なのだ。
「アクセシブルデザイン」とは、誰もが簡単に使えるように配慮され、利用する人を選ばないデザインである。使用情報をアクセスしやすい形でユーザーに適切に届け、利用されるようにするために必要な要素だ。
そこで本セッションでは、アクセシビリティーについての知見を深め、アクセシブルな使用情報を提供するために考慮すべきポイントと、実現するために何をどう進めていけばよいかを掴む場にしたい。
コーディネーターは、Era Web Architectsプロジェクトでお世話になったばかりの坂本さん。こういう形でご一緒するのは2017年のアクセシビリティの祭典におけるトークバトル60分一本勝負「アクセシビリティ vs IA/UX」以来で、嬉しいですね。そしてリコーの長崎様からは、ハードウェアのアクセシビリティに携わられてきたご経験から、貴重なお話が伺えるのではないかと思います。
有料セッションですが技術情報、テクニカルコミュニケーションに携わられる方々、よろしければ参加を是非ご検討ください。参加方法、参加料などの詳細は、追って追記・掲載されると思います。