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山小屋の公的機能

懇意にしていただいている阿曽原温泉小屋のご主人、佐々木さんが珍しく東京へ日帰り出張されたそうで。具体的には、北アルプス山小屋協会(佐々木さんが会長!)と日本山岳ガイド協会から文部科学省政務官、林野庁長官への陳情活動に同行されたとのこと。

  1. 取り急ぎ。
  2. 東京は、暑い!痒い!??
  3. 偶然が重なった?必要だから? 動く時なのか?

ちょっと探した限り要望書は公開されておらず、全文を読むことはできないようなのですけど、要望の概要は報道されています:

コロナ禍で定員を減らさざるを得ず、山小屋が経営難......だったら値上げすればいいだろう、なんて単純なお話ではありません(値上げの動き自体は既に昨年からあります)。そもそも山小屋は、登山客を泊めることだけが社会的使命ではない、というのがポイントかなと思います。

登山道の整備、環境保全、遭難救助といった公的機能は、とても山小屋関係者と登山客だけで支えきれるものではなく、費用負担含め「あるべき姿」を社会全体を巻き込んで議論すべきタイミングが来ているのだろうと感じます。

この辺のお話は、先に【拡散希望】登山文化の危機! 山小屋ヘリコプター問題 | 雲ノ平山荘に端を発しても話題になりましたが、改めてコロナ禍により課題が浮き彫りになった印象です。この機に北アルプス山域に限らず、山小屋のもつ公的機能が広く理解され、また前向きかつ建設的にその支え方が見直されることを期待します。

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