愛さなくてはいけないふたつのこと
著
だいぶ前、松浦弥太郎氏の言葉に魅了された時期があって、その頃に買って読んだ一冊が『愛さなくてはいけないふたつのこと あなたに贈る人生のくすり箱』。二つのこと、というのは恐怖(不安)と寂しさなのだけど......素敵に思えるアドバイスが複数あって、参考になりました。
今、起きていることを、順番に、ひとつひとつ、ていねいに片付けていく。やるべきことは、それだけです。
過度に未来を案じて不安になるよりまず、目の前の課題に真摯に取り組むことの大切さを説いています。今ここを生きる、てのはかのベストセラー『嫌われる勇気』でも語られていたスタンスであり、まぁそうだよなぁと。社会全体が激しく揺れ動く今の時代にはまさに、そういう生き方が求められている気がします。
成功の反対は失敗ではなく、なにもしないことなのです。
これまた言い得て妙。好きの反対は嫌いではなく無関心、てフレーズに似て聞こえるのは気のせいか。日頃、結果はともかくアクションを起こし続けることを求められているので、割とこう身体に染み付いているような考え方ではあるけれど(実践できているかはさておき)、改めて言語化するとすごく重要に思えます。
「生きていくとは、死ぬまで学び続けること」だと知っていくのが人生のプロセスだと、僕は最近、思うようになりました。
同感です。子供の頃はなんとなく大人になると勉強しなくても良くなる、大人はラクだ......なんて無邪気に考えていた気がするけど。学ばなければいけないこと、学びたいこと、いずれも加齢と共に増えてきたように思うし、人生の残り時間をあらゆる類の学びにどう配分するか悩む羽目になる。
よく言われることですが、夢を叶えた人というのは、夢を忘れず、夢をあきらめなかった人でしょう。
よく言われるのか......初めて聞いたようなw ともあれ、良い考え方ですね。諦めさえしなければ、それは叶えたことになるわけだ。最終的に実現できたかどうか、結果でしか測らないのは、狭量ってもんですね。