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Movable Type 7 r.4609とかTinyMCEとか

Movable Type 6.7.0 / Movable Type 7 r.4609 / Movable Type Premium 1.34の提供が開始されたというので、セキュリティ修正を含んでいなかったから急ぐつもりはなかったのですけど、まぁいつものごとく何の問題も起こらないだろうと信じて、勤務先で使っていたMovable Type(以下「MT」)7も、この覚え書きの更新に使っているMT7も、サクッとアップデートを済ませていたんですね。

そうしたら、どうも使い勝手が変わってしまっている......真っ先に気づいたのは、記事を編集する画面でリンクを挿入する際の挙動。これまで、リンクを設定したい文字列を選択した状態でリンクボタンを押し、URLを入力すれば意図した通りにa要素が埋め込まれていたのが、仕様が変わって「リンク先URL」「リンク元テキスト」「タイトル」「リンクの開き方」をダイアログから指定するようになっている。でまぁ、選択中の文字列が「リンク元テキスト」に自動的に入ればまだ良かったのだけど、そうはなっていない(ので、いちいち選択した文字列をコピー&ペーストしないといけない)。

不便だなー、次のアップデートで何とかならないかしら......と思っているうちに発表されたのが、Movable Type 6.7.0 / Movable Type 7 r.4609 におけるリッチテキストエディタ TinyMCE の問題について。うーん、てっきりマイナーなアップデートであって、そんなところに影響が及ぶだなんて微塵も思っていなかったのに、ちょっと裏切られた感じ。そうこうするうち今日になって遭遇したのが、フォーマットに「改行を変換」を選んでいた記事の独自にマークアップしていた箇所(例えばdl/dt/dd要素)で、改行の都度br要素が挿入された状態でパブリッシュされてしまうという問題。完全にinvalidなマークアップになってしまいます。

さすがにそれは無いわ......と思い怒りに任せてTwitterに呟いたところ、シックス・アパートのCTOで懇意にしてくださっている平田さんから速攻、お返事いただけましたとりあえずの対策としては mt-config.cgi に UseTraditionalTransformer 1 を追加とのことで、教えていただいた通りに対応したことで事なきを得ました。一時は、r.4609より前のバージョンに戻して再構築しないとヤバいかと思ったのですけど、ありがとうございました。とはいえ、このような問題を生じさせるバージョンをリリースされてしまったことで、シックス・アパートさんの品質管理に懸念を抱かざるを得ないのも事実。自分には、TinyMCEが悪さをしているのかどうかも判断つかないでいるのですけど、そのあたりの解説や修正版のリリースなど、早急な対応を強くお願いしたいと思います。

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