小論文の書き方のコツをすべて伝授!小論文のツボ60
著
やんごとなき事情により、小論文の書き方を知りたくて読んだのが、『小論文の書き方のコツをすべて伝授!小論文のツボ60 - 作文と小論文の違いから日頃の訓練法まで-』。「自由記述」型のテーマが出されたときに「本当に使える3つの型」
として整理されていた
- 応答→根拠→提案・抱負
- 引用→判断→根拠→まとめ・提案
- 報告→分析→提案
という分類は、小論文初心者にとっては分かりやすかったです。言われてみればなるほどですけど、起承転結な構成とか目指しちゃいけないんですね(無知であるがゆえに、やりかねなかった)。おそらく自分は十中八九、結論から書き始める応答→根拠→提案・抱負のパターンを使うことになるはずですが。ほか参考になったポイントとしては
「執筆」とは、プロットに書かれた「骨の文(=トピックセンテンス)」に、「肉の文(=サポートセンテンス)」を付け加える作業
という指摘。それだけプロットが重要ということで、まずはそこにある程度パワーを割かないといけない。時間制限の厳しいなかで、どこまで落ち着いてプロットが作れるか......急がば回れの精神で臨まないと、焦っても駄文を提出することになりそう。
あえて神のごとく傲慢に言い切ろうとすることで、「言い切ってはいけない部分」が明確に見えてきます。
別の項で言い切ろうとすることで、思考に「たるみ」がなくなり、発言に責任感が生まれます
ともあって、何を言い切り何を言い切らないかの取捨選択は大事だなって。自分の傾向として言い逃れできる余地を残した文章を書きがちなのだけど、そういう逃げの姿勢も読む人が読めばバレてるんだろうなーとか。似たポイントで
文末はできるだけ簡潔に。「思う」「感じる」「考える」は使わない。
というのも参考になりました。