CSUN vs. COVID-19
著
旧名称(International Technology and Persons with Disabilities Conference)時代を含めれば、今年で35回目を数えるCSUN Assistive Technology Conference、通称CSUN(「シーサン」と発音)。昨今の新型コロナウイルスの国際的な感染拡大を踏まえれば、中止ないし延期されてもおかしくない規模のイベントなのですけど、これを書いている今現在もなお、当初予定通り米国時間の3月9日より開催される模様。
提携先を含む出展企業や組織が続々と撤退を公表するなか(IBM、Google、Microsoft、Deque、NV Access、W3C/WAI)、参加を予定していた同僚もついにキャンセル。もし自分も一緒に今年参加の予定だったら同じ判断をしたと思いますが......いやはや残念ですね。昨年は昨年で、出発直前に義父がお亡くなりになってキャンセルした経緯があるのだけど、少なくとも自分はもう、CSUNにご縁が無いかもしれないな。
そして今日になって、2006年と2007年に参加したことのあるSXSWが中止というニュースを目にしました。まぁ冷静に状況を考えたらそうなるよねと思いつつSXSW が中止にできて CSUN が中止にできない道理は無いと思うんだけどなー
とつぶやいたところ、当の同僚からMattのCSUN運営サイドを擁護?するスレッドを紹介していただきました。うーんなるほど......運営母体の規模を考えれば益々、
Recognizing that this year's conference program may not reflect the overall content that was available when you registered, we will be offering registered attendees who check-in next a 50% credit on the fees paid for the conference registration. You will have the option to apply it to this year's registration or we will be happy to defer this credit for the 2021 Conference. The same policy will apply to those who have chosen not to attend this year.
という返金の判断は、非常にありがたいわけですね。しかし、もし仮に感染者が参加した場合、CSUN会場が感染を拡大させてしまうリスクは高いと考えているので(例えば、視覚障害者はとかく濃厚接触を避けにくく手指消毒もしにくいでしょうし、高齢者は手すりやなんかを必要としがちのはず)、今からでも中止ないし延期をすべきではないかと、自分は思うんですけど。