「人見知り」として生きていくと決めたら読む本
著
自分は人見知りの激しいほうとの認識があるので(そう告白すると稀に驚かれることがありますが)、死ぬまでそのままでいいと思っているわけではないけれど、『「人見知り」として生きていくと決めたら読む本』を少し前に読みました。
性格とは、自身が生き抜くために構築してきた鎧であり、「これが自分にとっての適切な方法だ」という、その人にとっての「生存戦略」そのものです。
これは非常に勇気付けられるというか、心が軽くなりますね。人見知りの性格=生存戦略だなんて思ったこと、一度もなかったのですけど。明確なきっかけとかは無いと思いますが、どうもこう人見知りは損だとか、「どちらかといえば」良くないことなのだと思って(思わされて?)きましたから。そして
「人見知りはよくない」「社交的な性格こそ望ましい」という発想は、物事を一面からしか捉えていない偏狭な思い込みの一つ
とあって、なるほどなと。弱みや欠点というのは相対的であり、環境や立場を変えると強みになることがある
ともあって、何事にも良し悪し両側面がある以上、人見知りもまた例外ではないわけですね。自分の場合、コミュニケーション量が一定の閾値を超えてしまえば、なんてこともなく接することができる(と信じている)のだけど、多分そこのところのハードルが世の中一般(何)と比べて高いほうなんだろうな、と感じます。その閾値を超えるまでの会話について、参考になるアドバイスがありました:
会話の糸口を提供し、相手に話してもらえばいい
沈黙は自分だけのせいではないことを認識すること
自分が知っている話題を振るのではなく、相手について尋ねるほうがベター
上手な質問をすることは、「相手の承認欲求を満たしてあげること」でもある
やっぱり質問力、なんだよなぁ。仕事でも必要とされ、程度はともかく実際に活用しているスキルであるはずの割には、いまいち伸びていない気がするの、なぜなのだろう。そこを掘り下げることで、この先より良く自分の性格と向き合っていくためのヒントが得られる気がしました。