50代から強く生きる法
著
繰り返し書いておくけれど、自分はまだ40代。ですが、何事も予習(謎)は大事だし、少しでも先を見通しそこから逆算して「今」をどう生きるか考えたくて、50代向けの本を読んでいます。『50代から強く生きる法』は、そういう意図で読んだ一冊。
一見、悪いこと、つらいこと、嫌なことに思えるような現象も、すべて向かうべき方向に向かっている。だから、なにが起きても安心して宇宙のシナリオに身をまかせていれば大丈夫。
それぐらい達観して日々を過ごせたら、どれほど気が楽でしょうね。というか、達観できるようになるのだろうか。とてもそうは思えない今日この頃だけれど......悪いこと、つらいこと、嫌なことの原因は、いったんは宇宙のシナリオとやらではなく、自分自身に求めて内省すべきだろうと思いつつ。
あなたに必要なのは、「必死」ではなく「本気」です。
うーん、別の何かの本で読んだ気がするけど、似たような対比で「深刻」になるな「真剣」になれっていうほうが自分は好きかな。経験上、深刻になると無駄に必死感が滲み出てくる気がするから、メッセージとしては同じだと捉えました。
未来はいまの延長線上にあるのですから、いまが犠牲感でいっぱいなら、いい未来は絶対にやって来ません。
若い時分なら、より良い未来なり選択肢を手に入れるべく喜んで今を犠牲にしていた気がするけど、人生の折り返し地点を過ぎた今となっては、あまりそういう発想はしないというかできなくなった気がしますね。どこまで先の未来を見通して何に投資するか(その結果としての犠牲を甘受するか)という部分のバランスの取り方は、確実に変化しています。どうしたって、老い先は短いんだもの。
禅宗では、人はウンチを覆っている皮、すなわち皮袋にすぎないと考えます。
......マジで。本書で初めて知ったショックw