50代からのちょっとエゴな生き方
著
四捨五入すれば50代ということであって、正確にはまだ50代ではないものの、いざ50代を迎えてから50代向けの本を読んでも手遅れってことが少なからずあると思うし、今までも割と特定の年代向けの本は先取りする感じで(例えば40代向けの本は30代のうちに)読んだりしてきたから、最近は50代向けの本が割と気になっていて、少し前に読んだのは『50代からのちょっとエゴな生き方』。
50代からは、自分より年の若い人やライバルと、張り合うことを少しずつ辞めていきましょう。
これはもうだいぶ意識していること。実務では(って書くと実務とは何か、をまず定義しないとだけど)若くて優秀な人に到底かなわないので。張り合うことなく、むしろ徐々に託して背中を押したり応援していく感じ。それはそれで社会的・会社的な存在意義をどう見出すかって難しいけれど。というのも
どんな立場でも、50代からは、他者のために「自分には何ができるのか」と考えて動く調整役になることで、あなたの存在は大きくなっていきます。
とあるけど、本当の意味で調整役としてだけでお金が稼げるのは多分ごく一部でしょうからね......それまで第一線で頑張っていた領域を他の方に任せたときに、調整役という役割を自らの第一線とすべきかどうか。調整役には調整役のスキルが求められるのはわかるけれど、それとは別に何か専門性を持ち続けないと、働き続けられそうにない。
頑張らないで仕事を終わらせ、定時に帰る習慣を持つこともこの年代には大切になってきます。
これも徐々に意識していること、かな。自分の場合は特に、ノートPCとネットワーク接続さえあればできること、がそれなりにあるので......もっとも、自宅と勤務先以外で集中できる環境の選択肢というのが意外に少なくて、そこが悩みどころではある。にしても
年をとると当然仕事のスピードは落ちますし、体力勝負をしていると心身ともに疲弊してしまいます。
というのは間違いなくて、同じ部屋・環境に長時間いても集中力の落ち方が半端ないから、やっぱり定時を過ぎたらサクッと退社して環境を変えつつ気分も入れ替え、できるだけ疲れないようにしつつ仕事をこなしたり業界のトレンドを追ったり本を読むなりできたらいいな、理想的には。それを習慣化するなかで
規則正しい生活をしながら健康管理し、60代以降を乗り切る習慣をつくるためにも、体力に頼らない仕事の勘所を知ること
を実践し、何歳まで働き続けなければならないのかよくわからないこの世の中を、何とか最後まで生き抜いていきたい。