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ARIA使用の1番目のルールは、どんなに強調してもしすぎることはない

登壇中の植木さん(右)と辻さん(左)、スクリーンには制作者スタイルシートを無効化した状態のBacklogインターフェース画面

タイトルがすべて。先日、インフォアクシアの植木さんと同僚の辻さんが共同で登壇するというので、Backlog World 2019に参加しました。関連記事はこちら:

お二人のセッションの中で、本来であればselect要素でマークアップされるべきところが、別の要素でマークアップされている箇所があって、中の人はWAI-ARIAで改善しようとしている......みたいなお話があって。まさにそれって、ARIA使用の1番目のルールを思い出すべき事案なわけです。今はUsing ARIAに名前を変えていますが、内容的に差がないので、かつてUsing WAI-ARIA in HTMLという名前だった頃のをYoshimuraさんが訳されたものから引用すると、具体的には

要素を再利用したり、アクセシブルにするために ARIA ロール(role)やステート(state)、プロパティ(property)を追加する代わりに、セマンティクスや組み込み済みであるあなたが必要とする挙動を持つネイティブの HTML 要素または属性 [HTML5] を使用することができるなら、そうしてください

というルール。最近、自分の観測範囲ではThe Great Divide | CSS-Tricksがちょっとした話題?で、適当に超訳すると、フロントエンド開発を担当する人間がJavaScriptとその周辺に詳しい属性と、それ以外......つまりHTMLやCSS、アクセシビリティなんかに詳しい属性に分断しつつある?みたいな説があるのですけど、仮に実態としてJSは書けるがHTMLは詳しくない、仕様書も読んだことが無いという人が業界的に増えてきているとなれば益々、ARIA使用の1番目のルールは徹底して広めなければと思った次第です。

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