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Fw: axeのブラウザー拡張機能を日本語で利用できるようになりました

同僚の畠山さんがaxeのブラウザー拡張機能を日本語で利用できるようになりましたで書いてくださった通りなんですけど、axeのブラウザー拡張機能が日本語化されました。早速、自分も言語設定を日本語にしてみたのですけど、やはり安心感(謎)が格段に違う......もちろん英語のままで使えないわけではないですが。axeの開発元であるDeque Systems社(以下「Deque社」)と密に連携してきた成果ですね......お疲れ様でした。

Firefox版のaxeアドオンを日本語の言語設定で利用している状態の画面キャプチャ

日本市場向けには勤務先がローカライズし、また販売とサポートを行っているDeque社のアクセシビリティチェックツール、WorldSpace Complyはもとより、Lighthousewebhint、さらにはAceと、比較的メジャーな品質監査ツールにaxeが取り込まれてきた経緯を踏まえるなら、今回のブラウザー拡張機能のローカライゼーションというのは、有意義だと思っています。世界標準とは呼べないまでも、英語圏を中心として既に数多くのユーザーが利用しているであろうアクセシビリティ検証ライブラリーであり、日本国内において今後axeが普及する道筋を作っていただけたと思っていますので。

関連して気になるのは、やはりAccessibility Conformance Testing(ACT)Rules Formatの進捗でしょうか。同仕様の最新版は昨年7月の草案のままであり、その後の動きは特に追っていないのですけど、果たして現状どうなっているのか......3月のCSUN AT Conferenceの場で、最新動向は入手できると思っていますが。ATAGとかUAAG並みに影が薄くなってない? というか、Deque社とIBM社だけでなしに、axeにとっての競合製品のベンダーの中の人が仕様のエディターに名前を連ねるぐらいでないと、この先いろいろ厳しそう。

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