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人力飛行機のパイロット時代に乗っていたロードレーサーが健在だった件

大学1年生だった当時、自分は早稲田大学宇宙航空研究会(WASA)鳥人間プロジェクト(鳥プロ)に所属しながら、人力飛行機のパイロットになるべく一念発起して、プジョーのロードレーサーを購入。確か、買ったのは千葉市中央区の実家近くでではなく、稲毛区にある自転車専門店だったと思います。サークル現役当時のトレーニングに活躍したのはもちろん、社会人になってからもしばらくは通勤に使うなどしていたものの、小金がたまってモールトンを購入したり転職したりで乗る機会が激減したのを機に、部屋の置き物になるぐらいならと、WASA鳥プロの後輩に譲ったのでした。

その後、かつての愛車の消息に思いを馳せることなどすっかり無くなっていたのですが、少し前になってWASA鳥プロの現役やOB・OGが集うメーリングリストに、見覚えのある自転車の画像が添付されたメールが投稿されてびっくり仰天。そう、件のロードレーサーの現在の持ち主の方が、新たな貰い手を求めて投稿をしたのです!!タイヤやサドルの色、バーテープのデザインの違いから、自分が乗っていた当時の印象とはだいぶ異なるものの、それは紛れもなくかつての愛車(のフレーム)でありました。お前、健在だったのかよ......。

かつての愛車の最近の姿

貰い手がもし現れなければ、これも何かの縁とばかりに自分が引き取って再会を果たそうと思ったのですけど、聞いたところでは現役のパイロットの手に渡ることになったとのこと。いやはや嬉しいやら、ちょっと寂しいやら。しかし4半世紀近くも現役で乗られてる自転車って、ちょっと凄くないですか? クロモリ製のフレーム、結構ガタがきてるんじゃないかと思うんですけど......うーん、元の持ち主である自分の手に取り戻せないにせよ、機会があればちょっと乗させて欲しい気も。

これからこのロードレーサーに乗る誰かさんへ:上に書いた通り、ちょっぴり複雑な心境ではありますけど、人力飛行機パイロットとしてのトレーニングに活用していただけるのであれば、そんなに嬉しいことはありません。僕なりにたくさんの思い出が詰まった自転車ではありますが(山口県の錦帯橋から琵琶湖まで自転車旅行もしたし、筑波サーキットでの8耐を走りもした)、ぜひ、乗りまくってください。そして、肝心の人力飛行機を飛ばしまくってください。どうぞよろしくお願いします。

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