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黒部峡谷・下ノ廊下ツアー 2018

10月7日から9日にかけて、2泊3日で下ノ廊下を歩いてきました(2年ぶり5度目)。本当は6日から8日にかけての3連休に行きたかったのですが、7日の晩の阿曽原温泉小屋の予約が既に取れなくて、1日ずらす格好で(9日は有給休暇を取って)行ってきました。写真は下ノ廊下 2018 | Flickrにまとめてあります。

行く直前までは台風24号の進路にだいぶヤキモキさせられましたが、2日目・3日目は素晴らしい好天に恵まれたほか、台風の影響からキャンセルが多く出たらしく、阿曽原温泉小屋ではこの時期にはあり得ない「一人につき布団一枚」状態で快適に眠れました。結果オーライというやつですね。

下ノ廊下は正式にはまだ開通する前のタイミングだったのですけど、阿曽原温泉小屋のご主人、佐々木さんがマメに情報を提供してくださるのが、とても参考になりました。小屋の混雑状況はもちろん、ルートの整備状況から過去の事故事例に至るまで......大変ありがたいことです。黒部に行く前にも泊まった後にもTwitterで声をかけてくださり、嬉しかった!!

10月7日(1日目)

  1. 8時前に家を出発。新宿駅を9時ちょうどに出るあずさ9号の自由席は、余裕で座れて拍子抜け。
  2. 松本駅には若干遅れて到着。お昼ご飯を食べる時間も場所も無いので、構内のキオスクでサンドイッチとおにぎり購入。
  3. 大井町線に乗り換えて、発車までのわずかな時間のうちに昼食を済ませる。行儀悪くてごめんなさい。
  4. 信濃大町駅には13時過ぎに到着。間髪入れずに扇沢に向かうバスに乗車。
  5. 扇沢駅バス停には13:50頃に到着。ここではまだ青空が見えていた。今年で乗車できるのも最後というトロリーバスに乗車
  6. 乗る前に気づけてよかったけど、インスタで#トロバスラストなるキャンペーン参加してみた。当たるかな?
  7. 黒部ダムに到着。名残惜しい感じでトロバスの写真を撮ってから、ダム展望台へ。いやーガスガスだわ
  8. しばらく外にいたけど、霧雨みたいのも時折降るので、一つ下のフロアで『いまから始めるWebフロントエンド開発』読了。
  9. 16時近くになったのでブラブラとダムの方まで散歩。思わぬ場所に展示場(16時まで)を発見、少し後悔。
  10. ダムの上では相変わらず、中国、韓国からの旅行客が大勢来ているのだなという印象。
  11. 黒部湖駅ガルベの横を通ってロッジくろよんへ。あてがわれた201号室は、自分の他には一人だけ、超快適。
  12. 同室の方も翌日、下ノ廊下を歩くと言う。初めてだそうだけど、山歩き自体は経験豊富な方で、とても楽しく情報交換。
  13. 夕食のご飯は3杯おかわりした。お風呂はパスして、しばらく漫画『ブラック・ジャック』を読むなどしてから就寝。
  14. 後から気づいたけど、ロッジくろよんはタオルくれるんだった......温泉に入る時用のタオル持ってこなくて良かったんだった。

10月8日(2日目)

白竜峡

  1. 同室の方の目覚まし時計で(あらかじめ前日そう相談していた)、4時起床。窓の外は満点の星空、好天。
  2. 4:40にはロッジくろよんを出発、歩き始める。もちろんまだ真っ暗なのでヘッドランプ点灯状態。
  3. 暗いうちに黒部川まで降りるつもりで早く出たけど、予定通りな感じでダムの下まで歩き通せた。そこで最初の休憩
  4. 透明な淡いブルーを時折堪能しながら歩き続けて、6:23に川べりで朝食休憩。ロッジくろよんのお弁当
  5. さらに歩き続けて9:09、十時峡に到着。2年ぶりに目にしたブルーは、やっぱり美しかった。展望台は終始、貸切状態。
  6. 名残惜しいけど9:45頃には十時峡を出発。そのままガンガン歩いて、多分5回中最速だけど、12時前に阿曽原温泉小屋に到着
  7. 出迎えてくださったのは、佐々木さんがナンパした方かな? 今までお見かけしたことのない優しい感じの若い女性でした。
  8. でまぁ佐々木さんにもご挨拶。部屋は4号室、布団は一人一枚との嬉しいお知らせ。すぐお風呂に入っていいよ、とも。
  9. 缶ビール買って露天風呂に向かえば、まさかの貸切状態天国だー。ほどなく別の男性客がいらしたけど、1時間半くらい入ってた。
  10. やることがないというか本を読む気になれず、3時からの男性回でも露天風呂にGO。今度は芋洗状態でお風呂を堪能。
  11. 上がってきたところで再び佐々木さんと。「楽しんどるな」っておっしゃられて、内心「モチロンそのために来てますから」って返事。
  12. 夕食は18時から。もう少し早いとありがたいけど、贅沢は言えない。激ウマのカレーは2杯食べた(昨夜の最高記録は5杯らしい)。
  13. で、カレーを食べたら即就寝。一人一枚の布団の有り難みを噛みしめる。布団の場所はNo.12

10月9日(3日目)

  1. 周囲の物音で4時には起床。そそくさと準備して5時に出発。佐々木さんにもお世話になった御礼をしっかりお伝えする。
  2. 暗いうちは心なしか不安だったので、熊鈴を鳴らしながら歩く。ビビリだなぁと思いつつも、それくらいでちょうどいい。
  3. 6:43、大太鼓に到着。雄大な眺めを堪能。その後も休憩はほぼゼロで歩き続けるも、徐々に左膝が痛み始めてスピード出ない。
  4. 途中、ヘビ?マムシ?を見かけた。5回も歩いている中では初めての目撃。ぱっと見、可愛らしく見えた。
  5. 最後の欅平へのドチャクソ下りの頃には本気で膝が痛んで自然と口から声が漏れるくらいだったけど、とにかく歩き続ける。
  6. 8:25頃、ゴール。阿曽原温泉小屋からは3時間半で欅平に到達。前夜、同じ部屋の方には3時間で届くとか大嘘言ってたごめんなさい。
  7. しばらく魂が抜けたように休憩してるうちに、膝の痛みが和らいだ気がしたのと、天気が良いので祖母谷温泉まで行くことを決意。
  8. ちょうどゴール直後に、祖母谷に泊まりこれから阿曽原に向かうご一行とお話ししてオススメされたっていうのもあり。
  9. 欅平からゆっくりペースで歩いて40分。最後の長いトンネルを抜ければそこは祖母谷温泉。まだ10時前だったけど入浴OKと言われる。
  10. 男湯には先客がいらしたけど、すぐに上がっていったので、しばし貸切状態を楽しむ。
  11. 後から入ってきた方の中に、本当に面白い方がいて、京都の方だったんだけど、いやー会話が面白かった(下ネタを含め)。
  12. 欅平まで戻り、昼食にレストイン欅でブラックラーメンをいただいて、朝に買っておいた12:28発のトロッコ列車に乗車
  13. 平日のこの時間は空いていたので、右側にも左側にも座席を移動し放題、写真が撮りやすかった。
  14. 13:46宇奈月駅着。徒歩で宇奈月温泉駅に移動、2年前にはなかったエレベーターに驚く。特急うなづき8号に乗車。
  15. 黒部宇奈月温泉駅でサクッとはくたか566号のチケットを購入、上野まで移動。車内はそれなり混雑。
  16. ちょうどビアパブイシイが開店する17時過ぎに西日暮里駅着。ひとり屋外のベンチで無事の帰還に祝杯をあげてから帰宅。

使用したお金(主要な項目のみ)

10月7日(1日目)
  • 田端駅〜信濃大町駅 新宿から松本までの自由席特急券含む 7,130円
  • 信濃大町駅〜扇沢 バス 1,360円
  • 立山黒部アルペンルート 扇沢〜黒部ダム 1,540円
  • 宿泊費 10,260円(ロッジくろよん、夕食と朝食の弁当付き)
10月8日(2日目)
  • 宿泊費 9,000円(阿曽原温泉小屋、夕食のみ)
10月9日(3日目)
  • 祖母谷温泉 入湯料 600円
  • 欅平から宇奈月駅 1,980円
  • 宇奈月温泉駅から新黒部 特急利用 630円+110円=740円
  • 黒部宇奈月温泉駅〜西日暮里駅 はくたか566号 上野までの指定席券含む 11,650円
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