感情に振り回されない技術
著
ふと、昨年12月に買っていたらしい本『感情に振り回されない技術』で、マーカーを引いたところを読み直すなど。こんなタイトルの本にすがっていたとは、よっぽど感情に振り回されていたのだなぁ、としみじみしてしまいました。振り回されるべくして振り回されたほうが良い時期なり状況というのも、長い人生には少なからずあるかもしれないけど、とはいえ折り返し地点をとっくに過ぎたおっさんとしては、やはり平常心で日々心穏やかにありたいと思うわけです。
「落ち込まない人」より、「立ち直りの早い人」を目指す
これは確かに大事なアドバイスかなと。落ち込むこと自体を避けるのは難しいし、反省のためにはむしろ「ちゃんと」落ち込んだほうが良い。ただそれに必要以上に囚われたりすれば、結果的に感情に振り回されることに繋がる。だからこそ、立ち直りの早さを身につけられたら良いなと思います。そして
感情を上手にコントロールするための生活習慣の第一は、睡眠
......やっぱりね、睡眠最強。自分の場合、美味しいラーメンでも食べて美味しいクラフトビールでも飲んで7時間も寝れば、前日のネガティブなあれこれから脱することができる気がする。もちろん程度問題ではあるけれど、それで大抵は大丈夫だと思っているくらいには、睡眠の大切さを身をもって知っているつもり。病は気からって言葉があるけど、この歳になってますます、睡眠不足は万病の元だと確信。
感情の安定には、「自分次第でどうにかなる」という自己効力感が必要
自己肯定感、という言葉なら割と目にしていた気がしたけど、自己効力感というのは馴染みがありませんでした。Wikipediaには自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できるかという可能性の認知
と紹介されているけど、自己肯定感と似たようなものに思えて仕方ない。ともあれ、何事も良い意味で他人事ではなく自分ごととして捉えることができれば、感情には振り回されにくい気がします。振り回されているかどうかという命題も、己の認知にこそ決定権があるわけですし。