WCAG 2.1の勧告

2018年6月9日 著

各所既報ですが一応。当初の予定とおり6月5日付けで、WCAG 2.1が勧告されましたね。やはり今回についてはスケジュールの遵守を優先して進めてきたのだろうなという印象（真相は知らない）。当日はプレスリリースを出し、セミナーを告知し、コラムを書いて、お腹いっぱいでした（謎）。それはそうと個人的には、9年半という時間を空けて再びW3Cのプレスリリースに寄稿させていただいたのが感慨深かったです。2008年12月、WCAG 2.0の勧告時に寄せた文章：

株式会社ミツエーリンクスは， WCAG 2.0がW3Cより勧告されたことを大変喜ばしく思います． WCAGはWebデザイナーや開発者にとって， Webサイトのユニバーサル性を最大化するうえで極めて重要なガイドラインであり， ミツエーリンクスはこの新バージョンの開発に向けW3Cに協力してきました． バージョン2.0の勧告は， 今後のWebの発展にとって非常に重要なステップであると考えます． WCAG 2.0と共に， 多くのWebサイトがよりアクセシブルになることを期待します．

そして先日、WCAG 2.1の勧告に寄せた文章：

株式会社ミツエーリンクスは、WCAG 2.1がW3Cより勧告されたことを大変喜ばしく思います。WebサイトやWebアプリケーションを誰もが利用できるよう制作するうえで必要不可欠な品質基準のひとつとし て、これまで当社はWCAG 2.0に則ったWebサイトの構築・運用に積極的に取り組んできました。より多様なユーザーが、より多様なデバイスを使ってWebを利用するようになった現状を踏まえ、今後はWCAG 2.1に則る予定です。また、アクセシビリティの確保が障害者や高齢者に限らず、あらゆるユーザーのユーザー体験に資するものとの理解が、WCAG 2.1の勧告によって社会に広く浸透することを強く期待します。

内容的には大して違わないし、それゆえ9年半という時間差も正直感じられない書きっぷりですが、それはそれとして。