Google AMPに関する公開書簡に署名
著
だいぶ周回遅れなネタというかお話ではあるのですけど、Google AMPに関する公開書簡に署名しました(署名は英語原文と共にしか記載されない)。署名に必要なファイルはかれこれ1ヶ月以上前にコミットしていて、そのまま放置するうち自分自身も半ば忘れかけてたんですが、今日になって急にsortNameに書いてるのが姓ではなく名じゃない?という指摘をいただいて。あぁ確かにKidachiじゃなくてKazuhitoの方を書いてたわ、というわけで修正したところ直ぐにマージしてくださったようで。お手数をおかけして、申し訳ありませんでした。
同公開書簡に対するAMP ProjectなりGoogleからの明確な回答というのは無かったと思うので、それがどれだけ有意義であったか、正直よく分かりません。その後、Standardizing lessons learned from AMP - Accelerated Mobile Pages Projectという記事が書かれた背景として、公開書簡の存在は決して小さくなかったと思うものの、両者に明確な因果関係があったかどうかは認識していませんし。自分の観測範囲では、どちらかといえばTransparency and the AMP Project · Issue #13597 · ampproject/amphtmlでのやり取りの方が影響したような気がします。厳密に追っかけてるわけではないから、あくまで気がするだけ。
表示パフォーマンスを落とさずWebコンテンツを提供するための手軽なフレームワークとして、あるいは表示パフォーマンスの重要性を世に啓蒙してきた点で(その辺りは勤務先のコラムでも触れました)AMPの存在意義は認めつつも、結局のところAMP HTMLやAMP JSと並んで、Google AMP CacheというGoogleのインフラ利用を前提というか定義の一部としている点で、AMPは所詮Googleビジネスのためのフォーマットとの批判は免れないように思うのですが、どうでしょうね。AMPを利用する側にしても、ある程度そこは割り切ったうえで利用しているのが現状ではないかと思いますが......是非はさておき。ともあれ、公開書簡末尾にある The Web is not Google, and should not be just Google.
という一文には特に強く賛同するので、署名をした次第です。