遊佐未森天文台コンサート ~銀河歌集 Vol.8~
著
最後に来たのは2014年のVol.5だったらしいから、3年ぶりかしら? 毎年この時期、仙台市天文台を会場に催される遊佐未森さんのコンサート、銀河歌集のVol.8の初日に参加しました。まだ2日目があるので何をどう歌ったか記すのは避けますけど、やっぱりこの会場ならではの演出は、はるばる東京から遠征して来た甲斐がありましたね。遊佐さんの歌声と、ドームいっぱいに投影される映像が頭の中で組み合わさって、独特の感覚を味わえるのが醍醐味。
コンサートの途中でふと気付いたのは、自分にとっての銀河歌集って、間違いなく宇宙に近づこうとする行為の一環だなと。なかなかこう、日々の忙しさの中では宇宙を感じたり、宇宙に「近づく」ようなことは難しくて、それでも諦めず死ぬまでにどうやって宇宙に行こうかとか、生きてる限り都合さえつけばロケットの打上げを見に行こうとか考えていて。今更だけど、わざわざ仙台市天文台まで足を運ぶのは、そういう意識が多分に働いた結果のように思えます。山歩きなんかを優先する年もあるにせよ。
今年は天文台まで、往復ともにバスを利用(片道620円)。錦ケ丘行きというのに乗るんですけど、仙台駅前にバス停が見当たらなくて最初ちょっと焦りました(リッチモンドホテルプレミア仙台前の停留所、青葉通りに面してるとばかり思い込んでたもので)。いやー愛子駅から徒歩で往復するより全然楽だわ......帰りは広瀬通一番町のバス停で降り、仙台オフィスで活躍してる同僚と合流、素敵なベルギービールのお店・ダボスで閉店間際まで飲むなどしました。
ちなみに今回、3連休の影響かリーズナブルなホテルが全然空いておらず、ちょっとお高いウェスティンホテル仙台に泊まる羽目に......まぁ値段相応の快適さではありますが。朝目覚めたら、窓の外が完全に雲海って感じで、まるで山小屋にでもいるような感覚を味わえましたし。月もよく見えていて、大きな窓に向かいゆったりした気分で景色を眺めつつコンサートの余韻に浸ったところ、それはそれである意味、宇宙を感じたひとときでありました。