IA Meetup Japan featuring IAS17
著
4月13日の覚え書き。勤務先のセミナールーム(といっても正確にはブレイクルーム、通称BRと呼んでいる部屋)で開催された、IA Meetup Japan featuring IAS17に参加しました。1,500円/人の有料イベントではあるのですが、会場を提供したホストとして顔パス(謎)で入れていただけたのです。皆さんTwitterはお使いでないのか、だいぶ自分のつぶやきが多めですが、イベントに関するつぶやきはIA Meetup Japan featuring IAS17 #IAAJ - Togetterまとめにまとめました。
Information Architecture Association Japan(IAAJ)の主催の本イベント、昨年までReduxの名で親しまれてきた、IA Summitに参加された皆さんによる報告会の進化・発展形という理解で良いのかな。期間中どういうテーマのセッションがあったかみたいな報告もありつつ、最も長く時間を割いたのは日本における論点
を巡るパネルディスカッションという構成でした。
ディスカッション......と言いながら、実のところコンセントの長谷川さんによる独演会かな?ってくらい話す時間には偏りがあったのですが、終了後の懇親会含め大いに楽しませていただきました。IAは、自分が専門としている領域とは重複しつつも微妙に異なる、昔から大いに興味のある分野だけに、刺激もたくさんいただきました。まぁ僕自身はIA Summit、まだ一度も行ったこと無いんですけども。同僚の皆さん、長谷川さん含め、開催・運営に尽力された皆さま、お疲れ様でした&ありがとうございました。
イベント中気になったフレーズとしては、まず「Calm Technology」。情報過多をどう改善ないし解決するか、みたいな話らしいです(乱暴)。誰しも人が主であって技術は従、と分かっているはずなのに、ちょっと油断しようものならあっさりその関係が逆転してしまう昨今。IoTでもAIでも何でもいいけど、もっとContext-Awareな方向に進化させられたらいいのにねって思いました。
次いで「Universal Usability」......ユニバーサルなユーザビリティね。それアクセシビリティやんけ!!!と叫びたくなる衝動をぐっとこらえつつ、昨年からだったでしょうか、IA界隈で急にアクセシビリティぽい話が語られるようになったのは非常に興味深い。手段が先行した結果として、ユーザーが置き去りになっていないか?との問題提起については、「手段」を「ガイドライン」て言葉に置き換えると、まんまWebアクセシビリティでも危惧される状況だよなぁとか。
パネルディスカッションの時間だったか、HCDは本当に人を見ているのだろうか?みたいな問いは、深イイ話だなって思いましたね。デザイン行為と経済合理性、持続可能性、そして倫理観、それらの関係について、話を聞きながらあーでもないこーでもないと考えたり、Twitterでボヤいたりしたのは純粋に楽しかったです。たまにはこういう時間なり機会を設けて脳を刺激しないとダメね。そろそろ自分もIA Summitに凸すべき頃合いかもだけど、来年は3月21〜25日の開催@シカゴで、3月19〜23日のCSUNと微妙に被っちゃってるのが悩ましい。