ガールズ&パンツァー
著
今更ではあるけれど、劇場版とOVAはまだ見てないけれど、とりあえずTV版の全12話は見終えたので覚え書き。『ガールズ&パンツァー』、結論からすればリャマさんや事務員さんほどハマりはしなかったし、数多いるガルパンおじさんのように「ガルパンはいいぞ」と呟きたくもならなかったけれど、それなりに面白かったし最後まで楽しめました。事務員さんは「スポ根もの」と評していたけれど、自分の目からしたらやはり「女の友情もの」かな。
本作は言わずと知れた、茶道や華道と並び、戦車道なる「乙女のたしなみ」が存在する架空の世界を描いたアニメ。なぜ主人公たちが航空母艦みたいな船の上の街で生活しているのかが明かされることなく、男性キャラが異常なほど出てこない非対称な世界観の中で、ひたすらに女子高生同士が戦車に乗って戦う(けれど人が死んだり怪我をすることはない)......いろいろ不思議な点はあるものの、あまりに不思議すぎて、そういう世界をまるっと受け入れざるを得ない感じ。
話数の割に登場人物がやたら多いけれど、これは昨今のアイドルグループの人数の多さを受けてのこと、なのかしらね。これだけ多様なキャラを詰め込んでおけば、誰か一人くらいは好みのタイプがいるでしょう? みたいな。おかげで全然、顔と名前を一致して覚えられなかったけれど、できるだけ一人一人の魅力を表現しようとしていた丁寧さは感心しました。あ、自分の好きなキャラは武部沙織と小山柚子です(謎
あとはねぇ、これは先日京都に行った時に事務員さんに話したことだけれど、戦闘シーンにおける戦車の動きが基本的には2次元的に展開されるというのが、好みではなかったかも。ガンダムのような宇宙ロボットものとか、戦闘妖精雪風みたいな飛行機もののアニメって、当然ながら3次元的にメカが動き回るし、そういう動きこそ自分にとって魅力だったりするので。そこのところの次元の違いというのが、退屈に映ってしまった感はあります。まぁ、ちゃんとOVAと劇場版も見ますけどね。