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岡山情報ビジネス学院 Webデザイン学科の皆さんとの遠隔講義/インタビュー

11月9日の覚え書き。専門学校 岡山情報ビジネス学院 Webデザイン学科の皆さんに、Skypeを使ってアクセシビリティに関する遠隔講義/インタビューを行いました。参加してくださった学生の皆様、そしてまた貴重な機会をくださったSAWADA STANDARD DESIGNの澤田さん、ありがとうございました。

本題に入る前の自己紹介的なお話というか、四方山話に時間を割き過ぎてしまい、あまりアクセシビリティそのもののお話をできなかったのが非常に申し訳なかったです。企画趣旨には「東京の第一線でバリバリ活躍している社会人から生の話が聞ける」というのもあり......実際に第一線でバリバリ活躍しているかどうかはさておき、何かしら参考になるお話ができていれば良いのですけど。

真面目な、というかアクセシビリティとの関係が深い内容のフォローアップは、勤務先のアクセシビリティBlogに書きましたので、そちらで触れなかった内容を質問コーナーの中から一部、覚え書きしておきます:

アクセシビリティに関わってみて人生が何か変わったか?

四十を過ぎて惑わず、という言葉がありますが、自分は40歳を迎えた時、個人的に「Webアクセシビリティ・ファースト」というスローガンを掲げました。Webデザインにおいてはアクセシビリティの確保を第一に考えて取り組もう、という意味です。このスローガンは多分、死ぬまで掲げ続けると思います。つまりWebのアクセシビリティを維持・向上し続けることで、社会をより豊かにしていくことが自分のミッション(の一つ)と悟りました。なので、「人生が変わった」というより「人生が分かった」という印象。木彫りの仏像とか熊じゃないけど、無心にこう木を彫り進めていたら、そういう形の人生が見えてきた、とも表現できるかな。

これから社会に羽ばたこうとしている学生に何か一言メッセージを!

デザインの流行を追うことも大事だけれど、それと同じくらい大事なのが基礎。流行を追ったり、最新のツールの使い方を習得するのは、社会人になってからでもできます(というか学生と社会人の別を問わず、継続して取り組むべきこと)。それよりむしろ、時間の融通がききやすい学生のうちに、じっくり基礎を学んでいただきです。無論アクセシビリティも、Webデザインにとって重要な基礎のひとつ。あとは、たくさん手を動かして、小さな挑戦と失敗をたくさん繰り返して欲しいです。そして、もっともっとWebを好きになって欲しいなと。「好き」を社会的価値に転換できる人は、どんな業種・業界でも「強い」と思っているので。

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