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後継社長のための経営バイブル

岩木弘勝著『後継社長の経営バイブル:事業承継したリーダーに贈る15の心得』を読み直しました。その名の通り、事業継承者向けのアドバイスを以下の15の心得(これらはいずれも各節のタイトルにもなっており、購入せずとも目次で目にすることはできる内容)にまとめた本:

  1. 会社全体が目標重視に陥っていないか
  2. 企業の目的が利己主義になっていないか
  3. 能力主義にこだわりすぎていないか
  4. 売上・利益に目を奪われすぎていないか
  5. 市場シェアを追い求めすぎていないか
  6. 社員を教育する考えに陥っていないか
  7. 社員のスキルだけを評価していないか
  8. 社員の待遇にこだわりすぎていないか
  9. 若手社員の才能だけに注目していないか
  10. 「自分を高く評価させたいのみの社員」を厚遇していないか
  11. 効率だけを重視していないか
  12. 顧客に「自分を売り込む」ことをしていないか
  13. 仕事を「損得」で判断していないか
  14. 問題解決で「部分適最適化」をおこなっていないか
  15. 社員は「会社の問題は自分の問題ではない」と思っていないか

いずれも、2代目・3代目に限らず会社組織の運営上必要な視点であり、と同時に「逆もまた真なり」というか、一般的によく言われがちなことの逆張りみたいな内容、と受け取れなくもない。

読み直してみて、「計画は悲観的に、実行は楽観的に」という稲盛氏の言葉はこの本で知ったのか、というのを改めて確認(たまに思い出して実践しているつもり)。他にも、いろんな人の言葉が随所で引き合いに出されているのだけど、老子の「子供に魚を与えることを止めなさい。その代わりに子供には釣りを教えなさい」なんかも参考になりました。

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