10年つかえるSEOの基本
著
Web広告研究会サイトマネジメント委員会でご一緒したのを機に、佐藤さんから送って頂いた『10年つかえるSEOの基本』を読了(佐藤さん、ありがとうございました)。文字量がさほど多くないうえ、全編が「すずちゃん」と「土居くん」による対話形式で読みやすく、さらっと1時間ほどで読了しました。
SEOという言葉はもちろん、それを扱う書籍に対しても、あまり良い印象を持っていない人が少なくない気がするのですが(俗に言うブラックハットSEOという存在のせい)、その点、本書については安心してオススメできます。ただ、事細かなテクニックは基本的に書かれておらず、SEOの考え方にフォーカスしていますから、完全に初心者向けと認識して読むのが良いですね。
ちょっと気になったのは、55ページめで必ずしもmeta descriptionとして設定した文言がここに現れるわけじゃない
と明記されていながら、その直前のページで扱われているタイトル(title要素内容)について、同じ状況なり可能性があることが明記されていなかった点。まぁ全体からすれば(Googleがtitle要素内容に手を入れてSERPに表示するのは)レアケースかもしれないし、ちゃんとタイトル付けることの重要性に変わりはないので、些細なことですが。そんなことより、個人的に刺さったのは第1章末尾にあった比喩:
アルゴリズムの内容を暴いてランキングを上げようとするのは、言ってみれば「入試問題予想」みたいなものの解答を丸暗記して試験に臨むような勉強法とたいして変わらないってこと。
この入試というかテストを使った比喩は、わかりやすくて良いですね......参考になりました。ちなみに本書については、昨年4月の時点で『100年つかえるWebデザインの基本』とかいうタイトルで、Web アクセシビリティの本を出したいですね
なんてつぶやいてたんですけど、実現できないかなぁ(謎