The Little Book of HTML/CSS Frameworks
著
Jens Meiert氏の著書『The Little Book of HTML/CSS Frameworks』について。無料に釣られて? ダウンロードしたきり、Kindleアプリに放り込んだままだったのですけど、先日ニューヨークに行ったときに機内で読み終えました。読み始めてすぐ、序文をEricが書いていたのを知ってテンションが上がり、そのまま一気に。そもそもあまり文字量の多くない本でしたし。
自分は、BootstrapやFoundationといった出来合いのHTML/CSSフレームワークを採用したことは無くて、業務であれ個人的にであれWebサイトを構築するときには基本、フレームワークないしそれに類するものを自作してきました。恐らく今後もそういう状況が続くと思うのだけれど、出来合いのものを使わざるを得なくなったときに注意すべき点だったり、自作するにしてもどういう品質を担保すべきかといった点を整理できたので、勉強になりました。なるほどね、と深く頷いたのが車への喩え:
Frameworks can be linked to cars: a good car should be, say, safe, easy to handle, and economical. And so a good framework should be tailored and usable and extensible.
tailored、という言葉は本書のなかで何度と無く繰り返し登場する形容詞であり、それだけ著者はHTML/CSSフレームワークについて考えるときにtailoredかどうかを重視しているということなのでしょう。それは、本書末尾のSummaryに登場する以下のくだりからも明らかです:
Professional web development is about quality. Quality is not easy to define, but one part of it is tailored code.
もう一箇所、個人的に気になったのが品質管理に関するくだりで、Meiert氏は品質保証と品質管理それぞれの中身を以下のように説明していました。文脈にもよるのでしょうけども、この辺りは自分も日常的に考え接しているポイントだったので、参考になりました。
quality assuarance (which aims to prevent issues by focusing on the process), and quality control (which aims to find and fix issues in the end product).