ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣
著
なんて意識高いタイトルの本を読んでたんだ僕は......という感じだけれど、だいぶ昔に読み終えた『ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣』について書いておきます。滅多に書店に行かないながらも、いわゆるドラッカーブームというか、とりあえず本のタイトルに「ドラッカー」って入れておけば売れるんじゃないか的なイメージすら受けていた時分、ついに?エンジニア向けの本が出たのかーという感慨を持った(かどうか既に記憶が定かではない)本。
いろいろ書いてあるのだけれど、やはりタイトルが「ドラッカーさんに教わった」であって「ドラッカーさんの教える」ではない、という点には注意が必要かもしれない。書かれている内容が役に立たない、参考にならないということではないけれども、あまりドラッカーという人名に気を取られると、どこがドラッカーの教えでどこからが著者独自の主張かという割合が気になってしまいそう。なので、そういうのは気にせず読めば(あまり多くは無いけれどもドラッカーの言葉はそれはそれとして明確に引用されている)、ためになるのではないかと。以下、個人的に気になったフレーズ8選:
「考えること」を職業とする人が出てきたのは最近のこと
自ら考えて行動する必要がある知識労働者には、内発的動機付けが必要
気持ちや感情と事実を分けて考える
毎日0.3%の効率改善を1年間行うと、1年後には2倍のスピードになる
自分の意見をはっきり主張できると思われる人は全人口の5パーセントにも満たないそう
意見の対立があってこそ、対等な人間関係が築かれる
技術ではなく、ニーズからスタートする習慣を
外部から見ると、品質はチームや組織の性格のようにも見える