クライマー パタゴニアの彼方へ

2015年5月5日 著

Google Playが映画を1本で無料でレンタルできるプロモコードを配布していたので、ありがたくいただいたのですけど、いざ「見たかったけど今に至るまで結局見逃してきた映画」を思い出そうとしても、なかなか思い浮かびません。で、結局選んだのがドキュメンタリー作品の『クライマー パタゴニアの彼方へ』。映画館で公開されたのは昨年の夏だったかな......確かに劇場で見たかった（けれど見に行かなかった）記憶がありました。

基本的にすごく淡々とした展開だし、最終的にデビッド・ラマがフリーで登頂に成功するというのも分かったうえで見ていたものだから、これといって「面白かった」という感想もないのですけど。どちらかといえばセロトーレという山の美しさ、険しさ、そしてそれに命を懸けて挑む人間の不可思議に意識が向いたかなあ。あと、山にボルトを打ち込むという行為が、そこまで非難を浴びるようなことなのかどうか。なんとなく政治的な匂いを感じてしまうのだけれど......。

しかしパタゴニアには憧れますね。さすがにセロトーレに登りたいとは思わないけれど、数日をかけてハイキングしたい「おとぎの国」みたいなイメージがあります。二度南極に足を運んだうち、二度目のときに南フエゴ鉄道に乗って訪れたティエラ・デル・フエゴ国立公園にも、また行きたい。つまり、一ヶ月くらい南米を彷徨ってみたいものだなと。