45歳から5億円を稼ぐ勉強法
著
一体、何を思ってこんな釣りみたいなタイトルの本を買ってしまったのか......今となってはまったく思い出せないのですけど、まぁそういう本も実は読んでいたらしい、ということで『45歳から5億円を稼ぐ勉強法』の覚え書き。
18歳までの勉強は、「いい大学に入るための勉強」だった。そのために、テストの点を上げることだけが目的だった。
「45歳からの勉強法」は、豊かな老後を過ごせるように、70歳まで現役を続け、5億円を稼ぐ、そのための勉強である。
正直、70歳まで働けるとも、5億もの大金を稼げるとも思っていない(少なくともあまり自信はない)。しかし生き続けるにはお金が必要だし、年金が当てにならない以上、働き続けないといけない。そこで必要なのはやはり何歳になっても学び続けることだよね......というのは理解しているつもりで、あとは実践あるのみ。
ただ残念ながら、著者の体験談というのはあまり参考になる気がしなくて、というのも著者がいわゆる勝ち組?の一人だから。なにせ既に社長の立場にありながら48歳でロースクールに入学、50歳で司法試験に合格、54歳のときに弁護士として開業したという経歴の持ち主。そりゃまぁこういうタイトルの本だって書けますわな、などとつい斜に構えてしまいます。まぁ70歳まで現役とか5億円なんていう目標を掲げさえしなければ、本書で解説されているとことろの
- 取締役就任モデル
- 資格取得モデル
- 起業モデル
のいずれも目指す必要なんて無いし、目指さなくても幸せな社会人人生の後半を実現できそうな気はしていて。ただその場合であっても、学び続けることの必要性はおそらく変わらないだろうし、その視点で読み直してみれば、以下のようなアドバイスは参考にしたい感じ:
自分にしか書けない分野、しゃべれない分野を作る。その一方で、さまざまな団体の人との人脈を構築する
自分を差別化する軸を徹底的に磨き上げること
他人に頼らず、自分で何でもやっていこうという意識を持たないと何事も前に進まない
- (人脈構築に関して)
まず自分のギブから入ること
集中しての10分は1時間のだらだらとした勉強時間に勝る