山登りの作法
著
2014年の抱負を書いた時点では、今月は尾瀬&燧ヶ岳に行くつもりだったけれども、既にその実現が不可能になってしまいました。今日は家に換気扇の風量チェックが来るし、来週末は千葉の実家に帰ることになっているので......まぁ毎週土曜は基本、息子の塾の送り迎えをしていることもあるし、仕方が無いことではあるのですが。そんなわけで雨の日曜の朝、過去に読み終えていた岩崎元郎著『山登りの作法』を軽く読み直して復習をするなど。以下、マーカーを引いたなかから:
山でバテないテクニック、その基本中の基本は歩幅を小さくゆっくり足を運ぶこと
自分専用の山やコースを決めておくと、楽しいし励みになるし、そのことに救われたりします
トラブルの現場が、山という非日常の場所であるということは、しつこいようですが覚悟しておくべき
ぼくの知り合いも、黒部の下ノ廊下でカメラのファインダーを覗きながら、撮影対象を上手く収めようと後退りして、崖道を踏み外して転落死してしまいました
山岳遭難の死亡事故は、半分が単独行者によるもの
危機管理ができる人とできない人の違いは、想像力があるかないかの違い
気温は、高度を100メートル上げる毎に0.6度下がります
風は風速が1メートル増す毎に、体感温度が1度下がります
登りと下りのどちらが優先かは、ケースバイケースが正解
道を譲るときも、スレ違うときも、避ける方は必ず山側に避ける
下ノ廊下、自分は過去に全行程を2回歩いてるし今年も行きたい(そして今年こそ仙人温泉に入りたい)と思っているのだけど、あそこで亡くなられた方は一人や二人じゃないんですよね......慣れは恐ろしい、この先何度歩きに行くことがあっても、常に細心の注意は怠らないようにしなければ。もちろん下ノ廊下だけでなしに富士山だって、何度か登っているからといって慢心は禁物。それはそれとして、そろそろ7〜8月の山行日程を決めないと、あっという間に時間だけが過ぎ去ってしまう。台風シーズンでもあるわけで、なかなか難しいけど......仕事とか出張との兼ね合いもあり。