最新マーケティングキーワード29
著
伊東での合宿に向け移動している最中に読み終えたのが『最新マーケティングキーワード29』というKindle本。29という数字がまた中途半端で微妙に気持ち悪かったけれど、とりあえずよく目にするような言葉の定義をざっと確認しておきたかったのと、あとはやはり値段の安さに引かれて買ったもの。初っ端に出てくるキーワードが「LINE」で、かつWeb広告研究会でお世話になっている高橋さんのお名前が出て来たのはちょっと驚きました:
ソフトバンクのマーケティング本部の高橋宏裕Webコミュニケーション部長は、友だち数が約800万人の時点で「1回の配信で、視聴率7%(のテレビ番組のCM)と同じ(効果がある)」と評価している。
あとはまぁ概ね期待通り、個々のキーワードについてはさらっと知ることができました。29のキーワードを列挙しておくと、LINE / O2O / アトリビューション / アンバサダー / インバウンドマーケティング / ウェアラブルデバイス / エスノグラフィー / ゲーミフィケーション / CPL / ショールーミング / ソーシャルテレビ / ソーシャルリスク / ソーシャルリスニング / データサイエンティスト / トリプルメディア / ビッグデータ / ユーザーイノベーション / ユーザーファースト / 戦略PR / CMO / DMP / DSP / アクティブサポート / キュレーション / ソーシャルログイン / ネイティブ / フラットデザイン / プロジェクションマッピング / レスポンシブウェブデザイン、で全29。なかには、それって本当に最新マーケティングの理解に欠かせない
言葉かなぁ?って思うのもあったけれど......あと、最後のレスポンシブWebデザインの項で盛大にずっこけたのですけど:
国内外で対応サイトが増えている。例えば、キヤノンは2013年3月のサイト刷新の際に、レスポンシブウェブデザインにした。その作り方によっては、パシコン用とスマートフォン用デザインでメニュー位置などが大きく変わり、使い勝手に戸惑うこともある。しかし、同社は見た目を極力変えないことにこだわり、画面の小さいスマートフォン向けを優先してデザインした。
......は?キヤノンのサイトのどこがレスポンシブですって?この項目書いたひと、本当にレスポンシブWebデザインのこと理解されてるんでしょうか。そもそもサイト刷新の時期も微妙にズレてる気がするし。( [ 2014-04-21 追記 ] 偶然、立ち読みをしたのだけど、最新マーケティングの教科書 - 完全保存版!新しいマーケティング29のキーワードとデータにも同様の誤った記述アリ。キヤノンのサイトがあたかもレスポンシブWebデザインの好事例であるかの誤解を招くので、訂正されたほうが良いと思われ。)