なぜ若手社員は2次会に参加しないのか
著
購入の動機は値段的に安かったからだったっけ?ほとんどタイトルに釣られたような感じだったかもだけれど、『なぜ若手社員は2次会に参加しないのか 困った若手・女性社員・残念な人とモメない! イマドキ職場のギャップ解消法』というKindle本を少し前に読みました。年齢的には新卒で入社してくる方々とか、以前からいらっしゃる「若手」の皆さんと既に一回り以上も歳の差があるなか、それに起因するであろう意識の違いというのは確かにあるだろうなと思っていて。取り立ててそれで困っているというわけでは無いにせよ、漠然とアドバイスを求めて読んでみたという感じ。
全体的な印象としては価値観の違いに寛容になれ、多様性を受け入れよ、みたいなメッセージだったのかなと。それって世代の違い云々によらず必要ですよね......世の中全体が多様化しつつあるなか、働き方とか仕事に対する意識も多様化してきている以上は。あと、ゴルフだのクルマだのってくだりは僕ですら引いたなぁ。昭和というかバブルの時代ってそんなんだったっけ?みたいな。父親はゴルフやっているけど僕はまったく興味ないし、クルマに至っては運転免許すら持っていません(失効したのではなく、生まれてこのかた取ったことがない)。以下、気になったフレーズをピックアップ:
残業をできるだけ減らし、効率を上げる働き方のマネジメントが求められる時代であるのは間違いありません
上司は部下に対してフランクに接することが必要な時代
会社が決めた人事異動に対して個別の文句を聞いて、「じゃ、異動は中止」としていたら、組織は統制がとれません
ワーキングマザーに対して勤務時間など配慮すべきことはありますが、過度に気配りすると通常勤務をする社員が不満を感じることも
ある大手広告代理店では、優秀な社員に対して入社8年目までに3つの異なる職場を計画的に異動させるキャリア選択制度を導入
上司と部下は役割が違うわけですから、やるべきことも違います。その点を認識して行動すれば、上司と部下は健全な距離関係で仕事ができるはず
「自分が相手に期待していること」それを具体的に伝えること。このことによって価値観の違いは大分埋められるのでは
ちなみに本書のタイトルについて言えば、2次会はおろか1次会にしたって、参加したい人が参加すればいいと思いますし、飲み会なんて無理に誘っても逆にお互いギクシャクしてしまうのではないかな、若手に限らず。ともあれ、最近は飲みュニケーションを見直す的な動きもあるようですし、もともと僕は飲み会、小人数なら嫌いじゃないですけどね。まぁ無理に誘うとパワハラみたいな感じになりかねないですし、そういう意味でバランスというか誘い方は若干、難しい気がしてますけど。