永遠の0
著
外出のタイミングの兼ね合いで早い時間に仕事を切り上げることになり、急遽「見に行くなら今日しかないかも」的気分になったので、映画『永遠の0』を見に行きました。公開から既に日にちが経ち、そろそろ上映が終了しそう&財布の中に入れっぱなしにしていた前売券を無駄にしそうだったし。TOHOシネマズ日劇の19時上映開始の回、さすがに平日の夜というのもあって空いてました。
原作は読んでいないけれど、なぜかコミック版は全部持っていて、実写化のニュースを知って以来楽しみにはしていた本作。割と忠実に映像化されている、との前評判も知ったうえで見たのですけど、結構細かいところで違いが気にはなったかな。もっとも、僕の比較対象はあくまでもコミック版であり原作ではないので、ひょっとすると「原作には」忠実なのかもしれない。
邦画(アニメを除く)を見ること自体久しぶりのはずでしたが、あらすじを知った上で見てもやっぱり泣ける物語は泣けるし、何かこう動揺させられるものがありました。戦争、死、特攻、人生、愛、輪廻転生。そういった滅多に深く考え込むことのない対象に、嫌が応でも意識を向けさせられる。また同時に、やっぱり「平和ボケ」してしまっている自分にも気付かされる。そして作中に登場する青空と零戦の飛ぶ姿は悲しいくらい美しい......良い映画でした。それでは聴いてください、サザンオールスターズで曲は『蛍』。