@kazuhito
Kazuhito Kidachi's Personal Web Site Since 2000

Web技術を活かした Windows 8 アプリ開発セミナー

9月26日の覚え書き。日本マイクロソフト株式会社のセミナールームで催された、Web技術を活かした Windows 8 アプリ開発セミナーに参加してきました。お仕事でアプリ開発に関わることは稀ながら、「Web技術を活かした」というフレーズに惹かれたのと、Windows 8には正直あまり詳しくなかったので、少しでも知識を補いたいと思い。

「Windows ストア アプリケーション ビジネスモデル」というセッションでは、Windows 8がどのようなOSなのか、というお話からスタート。従来のWindowsのUIとタッチインターフェースに最適化された新しいUIを一つのOSに内包という変化は、やはりインパクトがあります。あとはさまざまなフォームファクタへの対応、たとえばホワイトボード級のサイズの画面にも対応しているらしい。近くリリース予定である8.1の、ピン留め&通知やリンクプレビュー(SNSで共有する際の表示内容を指定)といった新機能も紹介されました。Windows ストア アプリについては、配布が簡単になったことや、Web標準の技術が利用できるため、アプリ開発のハードルが下がったとのこと。新しいコンテンツの見せ方や、ソーシャルに拡散する仕組みを容易に提供でき、また柔軟なマネタイズにも対応しているそうです。お話を聞きながら、やはりSurface 2なりVAIO Duo 11なりを買って、実際に触ってみたいなぁと実感。

「Web技術者向けWindows ストア アプリケーション 開発概要」というセッションでは、Windows ストア アプリを開発するうえでの具体的な方法や、ツールの紹介がなされました。冒頭、タッチデバイスにおける生産性は低く、その上で使うアプリとしては情報消費型が向いているが、生産性を高める必要のある場面ではマウス&キーボードと共に使われる想定、というような解説がありました。プラットフォームとしては大きく3つ、Trident(HTML+CSS+JavaScript)とWinRT(Windows Runtime)、WinJS(Windows Library for JavaScript)を活用。Webページと違い、セキュリティの都合上できないことが複数ありつつも、要は完全にローカルで事足りるようリソースを配置というか同梱すれば問題ないとのこと(Webフォント然り)。アプリの開発に必要なツール、テンプレートが無償で入手できるというのは魅力的ですね。

最後に、「HTML5やCSS3を活用したWindows 8 アプリ開発例」と題し、BAのスペシャリストな皆さんが登壇。「まど八」と名付けられた、プロモーション用アプリの開発エピソードが披露されました。登壇者の一人で、ウェブアクセシビリティ基盤委員会でご一緒している@bakeraさん、どういう立ち位置だったのかなと思いきや、プロジェクト管理を担当されたのですね。ばけらさん含め3名、実質20日間?くらいの工期での開発だったとのこと......お疲れさまでした。個人的には、まったく同じ動作をするアプリを(Web技術ではなく)XAML等を使って作ったときに、どれぐらい表示パフォーマンスに違いが出るのか(あるいは出ないのか)が気になったけれど、一時期PhoneGapなんかで取りざたされたほどの問題は、きっと無いんでしょうね。などと考えつつ、懇親会には出席せずに品達ラーメン内にある蒙古タンメン中本 品川店に向かったのでした(謎

現在地:ホーム > 覚え書き > 月別アーカイブ > 2013年9月 > Web技術を活かした Windows 8 アプリ開発セミナー
Google カスタム検索を利用しています